リン脂質やアセチルコリンと働き

2017年01月24日

リン脂質

リン脂質についてお伝えします。
最近物忘れが気になる、生活習慣やダイエットなどが気になる、という方は、ぜひご一読いただきたいと思います。

リン脂質とは、人間の細胞の生体膜を作る成分の一つです。
リン脂質は、体内で脂質の運搬をする役割を持っています。

血小板などとともに血管内に存在して、脂肪が運搬され、貯蔵される際に血中でたんぱく質と結びつける役割をもっています。

例えば脂肪をエネルギーに変える際や、貯蔵する際に働きます。
また、細胞間の情報伝達や栄養素の取入れ、そして細胞内から不要な老廃物を排出する役割も持っています。

リン脂質が不足すると、細胞膜が正常に働かなくなり、血中コレステロールが高くなったり、生活習慣病などを引き起こす可能性があります。
ダイエットにも大きくかかわってくるので、気になる方は要注意です。

また、リン脂質は、人間の脳と大変密接にかかわる成分です。
リン脂質は、脳の神経細胞同士の伝達物質である、アセチルコリンという物質の原料となります。
アセチルコリンは、脳内で働く神経伝達物質で、記憶や判断といった働きに役立っています。
このアセチルコリンの減少と、認知症との関わりがあることがわかっています。
このことから、リン脂質の働きは記憶に関わる部分にも密接に関係することがわかります。
リン脂質が不足すると、記憶力や判断力の低下も起こってくる可能性があるということになります。

このように、私たちの体にとって大変重要なリン脂質ですが、どのようなものなのでしょうか。

リン脂質にはいくつかの種類がありますが、中でもよく知られていものがレシチンです。
原料によって大豆レシチン、卵黄レシチンなどと呼ばれます。
それぞれ、大豆から抽出されたリン脂質や、卵黄から抽出されたリン脂質となります。
アレルギーをお持ちの方には、ひまわりから抽出されたひまわりレシチンなどをお勧めします。

情報ページ:レシチンとは?

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