カロリー計算はダイエットや健康維持におすすめか

2016年12月28日

健康食とダイエット

カロリーを計算してダイエットや健康維持に役立てる食事、食べ物や飲み物がおすすめされることも多いのですが、そこにどのような意味があるかを考える必要もあるのではないでしょうか。

カロリーはダイエットや健康維持に効果的なのかのヒントを考えます。

食べ物や食事、飲み物で考えるカロリー計算:

あなたは食べ物や飲み物、食事をする際にカロリーを気にしたり、計算をしたりしますか?

もし、ダイエット中なら、どうでしょうか?

カロリーは食べ物や飲み物、食事の中で熱量に関連する値を示す時に用いられていますが、気になる点も存在します。

例えば、近年缶ビールや缶酎ハイ、他の飲み物や食べ物のパッケージにもうたわれている低カロリーや低脂肪、カロリーゼロは、それらを飲まなかったことや食べなかったことにしてくれるのでしょうか?

あるいは、ダイエットに効果的だったと考えて、健康維持には効果的といえるのでしょうか?

栄養素とカロリーの算出方法:

食べ物に含まれる栄養素を分類してカロリーを計算することが下記のように公表されています。

・脂肪(食べ物内の栄養素に含まれる):9キロカロリー/1gあたり

脂肪を含む食べ物や飲み物例としては、ナッツ類、おいしいと感じる脂が乗った魚、オリーブオイル、アボカド、バターなども含まれます。

・たんぱく質と炭水化物:4キロカロリー/1gあたり

たんぱく質はご存知のように大豆類や肉類の食べ物で、炭水化物はお米や麺類、パン類も考えられますが、それらは1g当たりでは同じ4キロカロリーとして考えられるとのことです。

・アルコール:7キロカロリー/1gあたり

アルコールを含む飲み物や食べ物は以外にカロリー計算では1g当たりに7kcalと意外にもたんぱく質よりカロリー計算上では高く、脂質より少し低い程度のようです。

日本では今でもカロリーを重視する食事やダイエットが非常に多いように思いますが、国が変われば様子も違っています。

アメリカでは低カロリーや低脂肪を意識し過ぎた食事やダイエットを続けたことで、その結果、余計に肥満になる人が増えたともいわれています。

現在の成人の肥満率は全体の35%を超えているとも伝えられ、その原因になった1つが低脂肪や低カロリーであり、それらを取り入れると余計に甘いものやカロリーの高い食べ物や飲み物が欲しくなるというように、いつの間にか悪者扱いする専門家も多いように思います。

また、それにとどまらず、糖尿病や認知症が増加したと多くの専門家は伝えているからか、近年はカロリーを重視することはあまり耳にしなくなりました。

高脂肪と高たんぱく質がダイエットや健康維持に効果的?:

日本でも多くの人が食事やダイエットに取り入れている良質な脂質に分類される亜麻仁油やココナッツオイルですが、カロリーだけでいうと、非常に高カロリーといえます。

これらの脂質が流行った背景にはアメリカでいわれる良質な脂肪を摂取すると健康維持がしやすく、ダイエットにも実はつながるということのように思います。

多くの専門家は、現在は亜麻仁油やEPA、DHAのようなオメガ3脂肪酸のような高カロリーではあるものの良質な脂質に分類される栄養素を摂取することで健康維持だけではなく、糖尿病やアルツハイマー型認知症などの疾病予防につながることを報告しています。

特に脳については70%が脂質でできていることからも、健康維持のためには良質な脂質とオメガ3脂肪酸を日頃の食事やダイエットに取り入れることをおすすめしています。

またココナッツオイルは体内に入るとすぐにエネルギーに変換されることもおすすめされる理由の1つです。

参考にした情報:

Lucan SC,Di Nicolantonio JJ. How calorie-focused thinking about abesity and related diseases may mislead and harm public health.

An alternative.

Pubulic Health Nutrition 2014年11月1〜11

情報ページ:オメガ3とは?

EPAとは?

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