EDTAと体内の重金属デトックス

2016年12月07日

EDTA

魚介類や野菜をふんだんに使った寄せ鍋など、寒い時期には特に食べる機会が多いかと思います。
さて、こうしたたくさんの体に良い栄養素を含む魚介類や野菜ですが、微量ながら体に有害な物質を含んでいることをご存知でしょうか。
本日は、私たちの体に知らず知らずのうちに蓄積している、重金属に注目してみたいと思います。

私たちの体内に蓄積している可能性のある重金属の種類には、鉛、水銀、ヒ素、アルミニウム、カドミウム、ニッケルなどがあります。
具体的には、水銀は普段食べている魚から、ヒ素は普段摂っている野菜などの農薬から、カドミウムはたばこの副流煙からなど、私たちは日常的に重金属を体内に取り込んでいます。
これらに含まれている重金属は微量ではありますが、体の中に少しずつ蓄積され、疲れやすい、不眠、食欲不振などの体調不良や、生活習慣病をはじめとするさまざまな病気の原因になることが分かってきました。

体の中に有害な重金属が蓄積されているということを想像すると、とても怖いですよね。
このような重金属を吸着、排出してくれる成分の1つに、EDTAという成分があります。

EDTAとは、エチレンジアミン四酢酸(エデト酸)のことで、日本ではまだあまり注目されていない成分です。
EDTAは、強力な「キレート作用」を持っている成分でも知られています。
キレート作用とは、金属イオンを蟹のはさみのように挟み込んで分子が結合し、排出されやすい形にする作用のことです。
EDTAは、そのキレート作用で、体内に蓄積された有害な物質や重金属などを、がっちりと挟み込み、汗や尿などとして体外に排出してくれる働きが報告されています。
もしも体内に溜まっている有害物質が身体から出るようなことが起これば、体内の環境は良くなり、体調不良や美容の悩みの解決にも力を添えてくれます。

化学物質を生活に取り入れた結果、環境汚染が進み、私たちは様々な有害物質に取り囲まれて生活しています。
なかでも重金属は、少しずつ身体の中に蓄積され、気づいた時には体の不調に悩まされる方も少なくありません。
そのようなことからも、EDTAのような成分は海外で人気となり、期待されているように思います。
気になる方は、サプリメントでEDTAを取り入れてみて、様子を伺ってみるのも1つの手かもしれません。

 

 

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