糖尿病前段階予防食べ物や生活習慣

2017年03月23日

健康ダイエット

 

糖尿病は前段階の人も含めると成人人口の数人に1人ともいわれ、予防がおすすめですが、2人に1人が前段階も含めた糖尿病と報告されるアメリカから予防のおすすめから食べ物とダイエットや生活習慣からヒントを学びます。

 

前段階も含めた糖尿病にWHOからのメッセージ:

日本でもアメリカでも他の先進国においても糖尿病が世界的に増えていることに対し、WHOは今までに様々なおすすめを報告してきました。

中でも強いメッセージとして伝えられたのは、ファーストフードやジャンクフード類の食べ物の食べ過ぎについての警告ではないでしょうか。

その際にはジャンクフードは栄養素を含んでいないだけではなく、タバコよりも身体に影響を与えていると伝えていました。

前段階の糖尿病から実際の糖尿病への段階に進むには5〜10年程度とも報告されているだけに、前段階である低血糖をはじめとする何らかの症状が出ている場合には食べ物や生活習慣を大きく変換させることがおすすめです。

 

糖尿病が増えている理由:

多くの人が糖尿病になるのは遺伝ではなく、大きく分けると日頃の食べ物の選択、運動不足、睡眠不足などが理由の上位にきているようです。

とりわけ食べ物についてはWHOの警告からもあるように栄養素が少なく、カロリーが高く、それらの食べ物を食べた後に血糖値が上がりやすく、インスリンを出す食べ物の影響が少なくありません。

考えてみればジャンクフードを食べる時に最初に一定の野菜から食べたりするようなイメージも少なく、中心は炭水化物などの血糖値をすぐに高める食べ物が多いことは糖尿病の増加にも関係しているのではないでしょうか。

炭水化物が中心の食事を続けることは糖尿病だけではなく、アルツハイマー型認知症を400%上げるリスクがあるとアメリカで報告されたことが大きな話題となりました。

 

食べ物やダイエットは腸内環境に焦点を当てる:

食事や予防、健康的なダイエットなどを考える際に大切なのは腸内環境に良い影響を与えているかどうかがとても大切です。

例えば花粉症をはじめとする季節のアレルギーも含まれるアレルギー症状がある場合には腸内が乱れていたり、菌のバランスが崩れていたり、多くの場合は腸内の壁が緩んでいることで腸内物質が血液中に流れ出す腸管漏れのリーキーガット症候群になっていることが考えられており、アメリカでは成人の80%の人がリーキーガット症候群になっていることが糖尿病やアルツハイマー型認知症、自己免疫疾患や甲状腺機能低下症などの原因になっているとの報告もあります。

全ての病気は腸からはじまっているというヒポクラテスの言葉は今でも多くの専門家に受け継がれていることを考えると、どのような食べ物を食べるかと同時に、食べ物が体内で分解されているか、消化されているか、吸収されているかを感じることの大切さがわかります。

 

睡眠も腸内環境から?

糖尿病の予防や改善には睡眠時間や睡眠の質が大切であることも報告されていますが、睡眠と腸内環境は大きく関連しています。

腸内環境が整っていない場合には良質な睡眠も難しくなることが少なくありません。

幸せホルモンや睡眠とも大きな関係があるセラトニンの90%は腸内で放出されることが報告されており、今まで考えられていた以上に睡眠と腸内環境のつながりが明らかになっています。

そう考えると、糖尿病やその前段階だけに限らず、睡眠不足の認知症の予防にも腸内環境を整えることが理にかなっていることがわかります。

 

食べ物や食事で気にかけたいこと:

糖尿病の予防を考えると食べ物や食事でいくつかおすすめできることの代表例として下記のようなことが考えられます。

・加工食品をできるだけ控える。

・食べ物は食事は血糖値やインスリンに関わるGI値(グリセミック・インデックス)の低い食べ物から食べる。

・炭水化物を含む食べ物を食べる時は食事の最後にする。

・揚げ物や炒め物に使用する油に気を使い、オメガ3脂肪酸を多く摂取する。

・発酵食品に多く含まれるプロバイオティクスを積極的に摂取して腸内環境を整えやすくしておく。

 

おすすめな食べ物と栄養素:

発酵食品、食物繊維を豊富に含む食べ物、しいたけなどのキノコ類、たんぱく質、冷たすぎない食べ物、内臓類、自然界にある形をした食べ物、オメガ3脂肪酸や良質な脂質など。

 

前段階も含めた糖尿病予防におすすめの運動と生活習慣:

ダイエットは食事と共に身体を動かす運動も大切ですが、歩くことも運動に含まれます。

移動手段に歩いたり自転車を利用したり、掃除をすることも十分に身体を動かすことにつながります。

糖尿病の予防には特に足の筋力を落とさないことが大切といわれています。

また糖尿病に限らず言えることですが、ビタミンDが不足していることが多くの疾患にもつながっていることが報告されていますので、ビタミンDを体内で合成してくれる太陽の光を浴びながら外を歩いたり、掃除をしたり、買い物に出かけるということは理にかなっているのではないでしょうか。

 

参考にした情報:

糖尿病サミット

リリー・ニコルス博士 2016年4月20日

ジョシュ・アクセ医学博士 2016年4月21日

 

情報ページ:オメガ3脂肪酸とは?

プロバイオティクスとは?

 

CATEGORY
オンラインショップ