おすすめされるケトン食の食べ物や食事と注意点

2019年08月23日

Mojito cocktail in glass on grey wooden table

予防時や実際に診断されてから、食べ物や食事に注意したいことやおすすめしたいことがあるのでしょうか?

人気のケトン食を利用したダイエットの影響を受けるのはどうなのでしょうか?

前回にがん細胞は大量のグルコース、つまりはブドウ糖を必要としていることを書きました。

糖をエサにしてがん細胞は増殖しやすくなるという報告もあり、ダイエットも、その人気の影響を受けていることも考えられます。

また、免疫や医療の研究でも、実際に治療の方法の中に食べ物や食事でブドウ糖を制限するケトン体を利用したケトダイエットをおすすめするという報告もご紹介しました。

同時に注意点として、まだ糖質制限を行う食事が実際にがんのリスクを減らしたり、生存率を高めるという点に十分な検証がなされているわけでもないという点がありました。

それでも、欧米では特に治療の現場でもケトン体を利用した食べ物や食事を補助的に取り入れられることが多いため、知っておくのは良いのかもしれません。

ケトン食とは?:

ケトン体を利用したケトン食は一般的に高脂肪の食べ物が多いと同時に、十分な量のたんぱく質を含む食べ物や食事も取り入れる一方で、糖質になる炭水化物類を大幅に制限する食事の方法です。

その基本には、私たちの身体のエネルギー源は炭水化物類などの糖質から得ているため、それらの食べ物や食事を減らすことで、糖の代わりに体内に溜まった脂肪を活用するということです。
体内の脂肪を使用することは、グルコースを奪うという意味も含まれ、ケトーシスの状態に持っていくということです。

ケトダイエットが人気の理由?:

人気のケトダイエットは新しい食事方法のように感じるかもしれませんが、実は何世紀も前から、欧米ではてんかんや糖尿病をはじめとする治療方法の一環として使われてきたようです。

そして、人気を保っている理由の1つは、きちんとした方法を実行することで、実際に体内の脂肪を使用するためにダイエットとしても効果が期待しやすいということです。

また、人気のもう1つの理由には、近年の報告の中にはがん、認知症、女性の多嚢胞性卵巣症候群などにも良い結果が報告されることもあるということのようです。

おすすめされる利点と身体の影響:

良い報告の中には、食べ物や食事で糖質を制限することで、まずは血糖値の急上昇を避けることができるので、インスリンのレベルを低く保ちやすいということです。

また、インスリンの値が安定することは、食べ過ぎや肥満を予防しやすく、その分炎症を抑えやすい状態をつくりやすくするということにもつながり、結果として代謝もしやすくなるので予防になりやすいというものです。

ケトン食でおすすめされる脂肪とたんぱく質:

糖質に変化する炭水化物類をイメージするのは、一般的的にしやすいかもしれませんが、その分増える脂質やたんぱく質はどうでしょう?

一般的なケトン体を利用する人気のケトダイエットでは、下記のような食品がおすすめ例にあります。

肉類(脂肪部分も)、魚たんぱく質やオメガ3脂肪酸、大豆など植物性たんぱく、卵、ココナッツオイル、ココナッツミルク、ココナッツバター、グラスフェッドバター、カカオバター、ナッツ類や種子類など。

注意したい点?:

ケトン体を利用したケトン食には良い報告ばかりとは限りません。
注意しておきたい点も、下記のような報告例も含まれています。

健康的ではない体重減少、筋肉の低下、腎臓結石の原因、血中における高いレベルの酸、便秘、頭痛、疲れ、低血糖など。
そのために、十分な野菜やお水、本物の塩やレモンなども利用し、長期間行うことはその分注意点やリスクも高まるということも念頭に置いておいた方がおすすめといえそうです。

何よりも正しい方法との思い込みを続けることよりも、正しい方法の指導を受けながら行うことがおすすめです。

とりわけ、既に何かの症状や疾患がある場合は、かかりつけ医などの専門家に相談をしながら行うことをおすすめします。

 

参考にした情報:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25707910
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28093985
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25666556
https://www.medicalnewstoday.com/articles/326043.php
https://www.medicalnewstoday.com/articles/323857.php?iacp
https://www.medicalnewstoday.com/articles/319196.php
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29018777

オメガ3脂肪酸とは?

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