セリアック病

2015年12月25日

セリアック病

セリアック病の症状

セリアック病は、小麦・大麦・ライ麦などに含まれるタンパク質の一種であるグルテンに対する免疫反応がきっかけとなって起こる自己免疫疾患ですが、欧米では以前から多くの方がかかっていましたが、最近日本でも増えてきているために知っておきたいものです。

セリアック病の人がグルテンを含む食物などを摂取すると、腸が損傷して食物が適切に吸収されなくなります。

その結果、小腸からの栄養を吸収出来なくなり、食事の量などに関わらず栄養失調の状態に陥ってしまいます。

セリアック病をもつ人にとっては、食物に含まれる微量のグルテンであっても影響を受け、症状を引き起こす可能性があります。

セリアック病は遺伝的要因が大きいともいわれることがありますし、小児、成人問わず影響を与え、生涯にわたって続くことも少なくないようです。

 

 

セリアック病の治療方法
セリアック病は、どんな人でも生涯にわたって発現発症する可能性があります。 手術、ウイルス感染、激しいストレス、妊娠、出産の後などにも引き起こされる可能性があります。

セリアック病の症状は様々で、子供と成人では、症状も違ってきます。
子供の症状

・成長障害
・体重減少
・嘔吐
・腹部の腫れ
・腹痛
・持続性の下痢
・情緒が安定しない など

 

大人の症状

・貧血
・関節炎
・骨粗しょう症
・疲労
・手足のしびれ
・口内炎
・月経不順
・不妊症、流産  など

 

 

セリアック病の治療

■セリアック病の治療方法

セリアック病は、現時点では完治させる治療法がなく、唯一の治療方法は、グルテンを摂取しない食生活を生涯厳守することです。

ほとんどの患者は、グルテンを含まない食品のみを摂取することで症状の悪化を防ぎ、小腸の機能を回復する事が出来ます。

この、グルテンを含まない食事をとることを、グルテンフリーと言います。

 

 

グルテンアレルギー

■グルテンフリーとは

グルテンフリーとは、グルテンを摂取しない食事療法のことをいいます。

グルテンとは、小麦や大麦、ライ麦、オート麦などの麦類に含まれているたんぱく質の一種です。

食品ではパンやうどん、パスタ、ラーメンなどの麺、シリアルなどに含まれていて、食物に弾力や粘り気を出す働きがあります。

パンのふくらみや麺類のコシも、このグルテンの作用によるものなのです。

これらの食品を取らないようにすることを、グルテンフリーと言います。

グルテンは、カレーのルーや調味料、ビールなどのアルコール類にも含まれているので注意が必要です。

最近は、グルテンフリーダイエットというダイエット方法も話題となっています。

健康的に痩せることと同時に美肌にもなるということで人気が出ていますが、今後は日本でもセリアック病が増えることがわかっていることからも、食べ物の選択を賢くすることが益々大切になってくるといえるのではないでしょうか。

 

 

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