グルテン不耐性

2015年12月21日

グルテン不耐性

グルテン不耐性_1

パンやパスタを食べた後に、体調の変化などの症状が出る場合は、グルテン不耐症を疑ってみることも必要かもしれません。

グルテン不耐症とは、小麦等に含まれるグルテンによってセリアック病と似ている様々な症状が引き起こされる体質のことを言います。

*グルテンとは小麦やライ麦、大麦に含まれるタンパク質であり、グルテンに過敏性がある人は免疫系が過剰に反応し、様々なアレルギー疾患を引き起こします。

*セリアック病は主に麦類(大麦、小麦、ライ麦等の麦類)に含むたんぱく質のグルテンに免疫反応する自己免疫疾患)のことです。
グルテン不耐性の原因となる食物は、小麦以外に、お米、大豆などの様々な穀物とその加工品であるパン、パスタ、ラーメンなど多岐にわたります。

グルテンタンパク質の中に含まれるグリアジンという成分が、免疫系の異常を起こすことがわかっています。

現代の小麦は品種改良や遺伝子組み換えにより、昔の小麦のタンパク質とは化学構造が変化していて、現代人の多くが変化したグルテンにカラダが適応できなくなっているとも考えられています。

セリアック病と似た症状が発症しますが、自己免疫疾患ではないため、セリアック病とは異なります。、

セリアック病との明確な違いは、小腸の損傷がないということのようです。

セリアック病と区別するため、「非セリアックグルテン感受性」とも呼ばれます。

 

グルテン不耐性_2

グルテン不耐性により、体重減少や体重増加、膨満感、関節炎、関節痛、うつの症状、湿疹、皮膚炎、頭痛、集中力欠如、片頭痛、慢性疲労、イライラ感、生理痛、月経不順、不妊、筋肉痙攣、こむら返り、手などの痛みやしびれ、乳幼児の発達障害、学習障害、子供の腹痛、肌の小さなボツボツ・湿疹、集中力がない、イライラなどの症状が出現します。

しかし、日本ではまだ、グルテン不耐性の検査はあまり一般的ではないことやグルテンの問題に詳しい医師が少ないこともあり、病院にかかっても異常がわからず、見逃されてしまう傾向があることも事実です。

 

グルテン不耐性_3
グルテン不耐性の方は、グルテンフリーの食事を続けることで改善が期待できます。

日本ではまだあまりなじみがありませんが、米国では、グルテン不耐症の人用に作られた“Gluten-free(グルテン未使用)”のラベルがついた食品がよく売られていますし、海外に行く際の飛行機の中でもグルテンフリーラベルが書かれていることも目にします。

最近は日本でも、グルテンフリー食専門のお店やレストランもでき始めています。

こういったお店や商品を利用することも選択肢の1つではありますが、現在のところはグルテンを抜いたものが本当に有効かはわかっていないとも言われます。

現在はグルテンに反応を示さなかったとしても、グルテン不耐性になる人の数は大幅に増えていることからも、本当に気になる場合は、グルテンをもともと含んでいない食べ物を食べる本当のグルテンフリーに挑戦してみるのもよいかと思います。

グルテンを抜いた食事を1ヶ月程度継続すると体調でわかることも多く、わからない場合でも、グルテンを含む食べ物を再開した場合にわかることも多いようです。

 

 

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