• カート
  • MENU
  • 商品一覧
  • お気に入りリスト

キウイが消化や腸の健康に良いと考えられている理由

2026年09月11日

Kiwi_digestive_ enzymes

キウイは、ビタミンCが豊富な果物としてよく知られています。

スーパーでも一年を通して手に入りやすく、半分に切ってスプーンですくうだけで食べられる手軽さも魅力です。

キウイの特徴はビタミンCだけではありません。

特にグリーンキウイには「アクチニジン」と呼ばれるたんぱく質分解酵素が含まれており、食べ物の消化との関係が研究されています。

さらに食物繊維も含まれ、近年では便秘や腹部の不快感、腸内細菌との関係についても興味深い研究結果が報告されるようになりました。

小さなキウイの中に隠れている消化と腸への働きを詳しく見ていきましょう。

キウイに含まれるアクチニジンとは

キウイの特徴的な成分の一つが「アクチニジン」です。

アクチニジンは、プロテアーゼと呼ばれるたんぱく質分解酵素の一種で、特にグリーンキウイに含まれています。

たんぱく質は肉や魚、卵、乳製品、豆類などに多く含まれていますが、そのままの形では体に吸収することができません。

胃や小腸では、私たちの体内で作られるペプシンやトリプシンなどの消化酵素によって、たんぱく質がより小さなペプチドやアミノ酸へと分解されていきます。

アクチニジンには、このたんぱく質の分解を助ける働きがあると考えられています。

研究では、乳製品、肉、魚、卵、豆類、穀物などさまざまな食品に含まれるたんぱく質について、キウイ由来のアクチニジンを加えることで消化が進みやすくなったケースが報告されています。

お肉や乳製品の消化を助ける可能性

アクチニジンについては、特にたんぱく質の多い食品との組み合わせが研究されています。

胃の環境を再現した研究では、グリーンキウイ由来のアクチニジンを加えることで、牛乳由来のカゼインなど一部の食品たんぱく質の分解が進んだことが報告されています。

つまり、肉料理の後にキウイを食べたり、ヨーグルトと組み合わせたりすることには、味だけでなく消化の面でも相性が良い可能性があります。

ただし、人の消化は、食事量や脂質の量、胃腸の動き、体調などさまざまな要因に左右されます。

そのため、アクチニジンは本来持っている消化機能を補助する可能性のある食品成分として考えるのが現実的かもしれません。

キウイと便秘やお腹の不快感の関係

キウイと腸の健康について、近年特に注目されているのが便通への作用です。

2023年の無作為化比較試験では、日本、ニュージーランド、イタリアの参加者を対象に、グリーンキウイを1日2個、4週間摂取した場合の影響が調べられました。

対象には健康な人だけでなく、機能性便秘や便秘型過敏性腸症候群(IBS)の人も含まれていました。

その結果、便秘のある参加者では、自然で完全な排便回数が週あたり1.5回以上増え、腹部の不快感についても改善が報告されています。

キウイに含まれる食物繊維は、水分を保持して便を適度に柔らかくしたり、便のかさを増やしたりする働きがあると考えられています。

また、キウイには食物繊維だけでなく水分も多く含まれているため、この組み合わせも排便を支える一因と考えられています。

腸内細菌との関係

キウイの食物繊維は、便通だけでなく腸内細菌との関係でも注目されています。

私たちの大腸には多くの腸内細菌が存在し、消化されずに大腸まで届いた食物繊維などを利用しています。

小規模なヒト研究では、キウイを摂取している期間に、便中の乳酸菌やビフィズス菌が増加する傾向が報告されました。

ただし、腸内環境を整えるためには、キウイだけを大量に食べるよりも、野菜、豆類、海藻、きのこ類、全粒穀物など、さまざまな食品から食物繊維を摂ることが大切です。

キウイはその選択肢の一つとして、毎日の食事に取り入れやすい果物といえるでしょう。

なお、キウイを食べると口の中がピリピリしたり、かゆみや腫れなどが起こったりする人は、アレルギーの可能性もあるため無理に食べないことが大切です。

まとめ

キウイにはビタミンCや食物繊維だけでなく、たんぱく質分解酵素のアクチニジンという特徴的な成分が含まれています。

アクチニジンは、肉や乳製品などに含まれる一部のたんぱく質の消化を助ける可能性が研究されています。

さらに、グリーンキウイを1日2個摂取した臨床試験では、便秘のある人で排便回数や腹部の快適さが改善したことも報告されています。

食物繊維と水分を一緒に摂れることに加え、腸内細菌との関係についても研究が続いています。

もちろん、キウイだけで胃腸の不調をすべて解決できるわけではありません。

それでも、お肉や魚を食べた日のデザートに加えたり、朝のヨーグルトと一緒に食べたりするだけなら、日常生活にも取り入れやすい食品です。

いつもビタミンCだけを目当てにキウイを選んでいた方も、次に食べるときには、胃や腸の中で起こっていることを少し思い出してみると、いつもの一個が違って見えるかもしれません。

関連する記事:
メンタルヘルスの早期改善にはキウイフルーツのビタミンC?
低FODMAP食は過敏性腸症候群の食事療法だけでなく腸内環境にも?
慢性炎症は季節の抗炎症食品で乗り切りたい

お問い合わせはこちらから

042-736-5787

受付時間 am9:00-pm5:00/土・日・祝日除く

メールで問い合わせる

参考文献
キウイフルーツがタンパク質消化に与える影響
アクチニジンは、胃タンパク質の消化を促進する
1日2個のグリーンキウイフルーツ摂取は便秘と腹部の快適さを改善する
キウイフルーツは腸内微生物プロファイルを変化させる

オンラインショップ

新しい容器ラベルとロゴに変更