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ブルーベリーを思わず冷凍庫から取り出したくなる意外な働きとは?

2026年09月03日

Blueberries_and_ blood_flow

ブルーベリーというと、目の健康に良い果物というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。

あの小さな実の中には、ビタミンや食物繊維のほか、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが豊富に含まれています。
ブルーベリーの鮮やかな青紫色も、このアントシアニンによるものです。

近年では、アントシアニンをはじめとするポリフェノールの研究が進み、ブルーベリーは目だけではなく、血管や脳、血糖値などとの関係からも注目されるようになりました。

冷凍ブルーベリーを買っても、気がつくと冷凍庫の奥で眠っていることも多いかもしれません。

本日は、そんなブルーベリーを思わず冷凍庫から取り出したくなるような、意外な働きについて詳しく見ていきましょう。

ブルーベリーの紫色を作るアントシアニンとは

ブルーベリーを特徴づける成分の一つが、アントシアニンです。

アントシアニンは、フラボノイドと呼ばれるポリフェノールの仲間で、ブルーベリーのほか、紫キャベツ、ぶどう、カシスなど赤色や紫色の植物性食品にも含まれています。

植物にとってアントシアニンは、紫外線などの環境ストレスから身を守るためにも役立つ成分です。

人が摂取した場合については、酸化ストレスや炎症、血管機能などとの関係が研究されています。

アントシアニンは体内で代謝され、さまざまな代謝物へ変化します。

近年では、それらが細胞のシグナル伝達などに関わることで健康に影響する可能性について研究が進められています。

ブルーベリーそのものにはアントシアニンだけでなく、食物繊維やほかのポリフェノールなども含まれているため、一つの成分だけではなく食品全体として考えることも大切です。

ブルーベリーと血管の健康

ブルーベリーについて、近年特に注目されているのが、血管の健康との関係です。

血管の内側には「血管内皮」と呼ばれる薄い細胞の層があります。

この血管内皮は、血管を広げたり縮めたりする調節に関わり、健康な血流を維持するうえで重要な役割を担っています。

2026年に発表された研究結果では、ブルーベリーを摂取したグループで血流依存性血管拡張反応(FMD)が改善したことが報告されています。

FMDは、血管内皮機能を評価する指標の一つです。

ただし、この研究では収縮期血圧や拡張期血圧について明確な改善は認められていません。

また、65~80歳の健康な男女61人を対象とした別の無作為化比較試験では、野生種ブルーベリーの粉末を12週間摂取したグループで、FMDの改善と24時間収縮期血圧の低下が報告されています。

このように、ポリフェノールを含むブルーベリーと血管機能との関係については、興味深い研究結果が蓄積されつつあるようです。

ブルーベリーを食べると脳にも良い?

ブルーベリーと脳の健康についても、多くの研究が行われています。

2018年に発表された研究結果では、フリーズドライのブルーベリーを90日間摂取したグループで、一部の認知機能検査の成績が改善したことが報告されています。

また、軽度の認知機能低下がみられる高齢者を対象に6か月間行われた研究でも、同様にブルーベリーを摂取したグループで情報処理速度の改善が報告されています。

現時点では「ブルーベリーを食べれば認知症を予防できる」とまでは言えませんが、脳の健康との関係について今後も注目したい食品の一つといえそうです。

生と冷凍ではどちらが良いのか

ブルーベリーは生だけでなく、冷凍されたものも一年を通して手に入れやすくなっています。

健康のために取り入れるのであれば、必ずしも生のブルーベリーだけにこだわる必要はありません。

そのまま食べるほか、無糖ヨーグルトやオートミールに加えれば、たんぱく質や食物繊維なども一緒に摂ることができます。

一方で、ブルーベリージャムやブルーベリー味のお菓子などは、砂糖が多く加えられている場合があります。

このような場合には、食品全体の糖分やエネルギー量を確認することも大切です。

また、ブルーベリーだけを大量に食べるより、いちごやぶどう、りんご、柑橘類など、さまざまな果物や野菜を組み合わせると、幅広い栄養素や植物由来成分を摂取することができます。

まとめ

ブルーベリーは、アントシアニンをはじめとするポリフェノールや食物繊維などを含む果物です。

以前から目の健康との関係で知られてきましたが、現在では血管や脳、代謝など、より幅広い分野で研究されています。

中でも血管については、血管内皮機能の改善が確認されるなど、興味深い結果が報告されています。

いつもの食生活に少し取り入れるだけなら、それほど難しいことではありません。

冷凍庫にブルーベリーが眠っている方は、早速取り出して、今日のヨーグルトに加えてみませんか?

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参考文献
ブルーベリーの摂取は健康な人の血管機能を高めるが認知能力は向上しない
野生ブルーベリー(ポリ)フェノールは健康な高齢者の血管機能と認知機能を向上させることができます
食事中のブルーベリーは高齢者の認知機能向上に効果

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