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「楽しさ」が食事において必要不可欠な理由?

2025年06月17日

Enjoyable_meals_are_good_for_your_health

「好きな食べ物は何ですか?」という質問に答えられない人は、ほとんどいないですよね。

それは、人間は本能的に「食べること」に喜びを感じるようにできているからとも考えられます。

実際、食べることを人生最大の楽しみのひとつと感じている人も多いのではないでしょうか?

楽しく食べることには、消化を助けたり、食との関係性を良くしたり、摂食障害の回復をサポートするなど、健康面でも大きなメリットがあります。

言い換えれば、食べる楽しさは栄養バランスと同じくらい大切と言えるのかもしれません。

食べる喜びの大切さを探ってみましょう。

食事に喜びを感じる心理的な仕組み

研究者たちは長年、「食べる楽しさ」について研究を続けてきたようです。

その結果、多くの発見がありました。

人が食事から得る快感は、口の中だけでなく、脳にも関係しています。

セラピストであり、栄養士・認定ボディトラスト提供者でもあるアレタ・ストーチ氏は次のように説明しているようです。

「食べることによる快感は、脳内でドーパミンの分泌を引き起こします。

ドーパミンは“幸せホルモン”とも呼ばれていて、報酬系を活性化し、幸福感、リラックス、モチベーション、集中力などを高めてくれます。」

実際、2011年の研究によると、肥満の傾向にある人はドーパミンの感受性が低下していることから、満足感を得るために過食することがあるそうです。

一方で、脳内の化学反応が健全な状態であれば、食べることの喜びは体に良い影響をもたらします。

「楽しい食事体験をすると、副交感神経が優位になり、休息と消化モードに切り替わります。

すると、食べ物の栄養素をよりしっかり消化・吸収できるのです。」

また、「楽しんで食べること」は、栄養バランスの向上にもつながることがわかっています。

2020年のレビューでは、119の研究を分析。

そのうち57%が、食の楽しさと健康的な食生活にポジティブな関係があることを示していました。

食べることは、社会的なつながりを作る

パーティーや家族の集まりに「食べ物」が欠かせない理由はここにあります。

2015年のタイの研究でも、他人と一緒に食事を楽しむことが幸福感の向上につながると示されています。

食べることは、身体と心の「癒し」にも
風邪をひいたときのチキンスープ、おばあちゃんの味がするパスタ、いつも元気をくれる大好きなデザート。

そんな“思い出の味”が、心も体もほっとさせてくれることってありますよね。

「一日の終わりに“ちょっと疲れたから、好きなものを食べよう”と感じるのは、ネガティブな“感情的な食べ方”とされがちですが、楽しんで食べることで得られる癒しは大切なんです」とAnzlovar氏は語ります。

食を楽しむことで、ダイエット文化から解放される
「美味しいもの=悪いこと」「カロリーの高いものは我慢しなきゃ」という思い込みは、長年私たちに刷り込まれてきました。

でも、楽しんで食べることは、こうした“制限”を打ち破る力になります。

「すべての食べ物を“あり”にすることで、体は“ちゃんと必要なものを得られる”と学びます。
以前はNGだった食べ物にOKを出すことで、食に対する不安が減り、もっと自由になれるんです」とStorch氏は言います。

文化とのつながりも深まる
食事は、自分のルーツや家族とのつながりを感じさせてくれる大切な存在です。

「文化や伝統は、他人や自分とのつながりを感じさせてくれます。だから、自分の文化に根ざした食べ物を制限することは、自分自身を否定するようなものなんです」とStorch氏。

「感情的な食べ方」と「楽しむ食事」の違いとは?
感情にまかせて食べる=“良くない”ことというイメージがあるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。

感情的な食べ方と、楽しんで食べることは、意図も結果も違います。

「感情的な食べ方は、ストレスや悲しみ、怒りなどの感情を“食べることで処理しよう”とするもの。楽しんで食べるのは、“味や食感、体験”を味わいたくて選ぶ行動です」とAnzlovar氏。

両者を見分けるポイントのひとつは、食べた後の気分。

「楽しんで食べたときには、罪悪感や後悔はあまり感じませんよね?」

「栄養」+「楽しさ」=最高のコンビ!
日常の中で、食事ほど気軽に幸せを感じられるものって、実はあまりないのかもしれません。

食べ物は、体を育て、心を癒し、舌を喜ばせてくれる存在です。

もっと「楽しさ」をテーブルに!
「次の食事やおやつのときに、“どうすれば10%でも美味しくなるかな?”と考えてみてください」とStorch氏。

例えば、こんな工夫も:

ブラウニーをちょっと温めてみる

サラダにゴートチーズを加える

オートミールにミルクを足してやわらかくする

最後に自分に聞いてみましょう:

「この食事、どれくらい楽しめた?」
「どんなポジティブな気持ちが生まれた?」

そんな問いかけが、次の“もっとおいしい選択”につながっていくかもしれません。

まとめ

もし食事が「エネルギー補給だけ」だったら、人生はちょっと味気なくなるかもしれません。

食事は、身体だけでなく心も満たすもの。人と人とのつながりや、自分の文化との絆を深めるものでもあります。

食事は、体だけでなく心にも効く“薬”のようなもの。

無理な制限よりも、“おいしい”と感じる瞬間を大切にしてみてくださいね。

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引用文献:
Get Your Vitamin P: Why Pleasure Matters When It Comes to What You Eat

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