関節だけでなくがんにもプロテオグリカンを

2021年11月19日

食べ物で健康美容

冬になると、関節の痛みに悩まされる方は多いのではないでしょうか。
温めたり、サポーターなどに頼ったりする方法もありますが、人気のプロテオグリカンも関節痛に期待できる成分の一つです。
プロテオグリカンには高い保水力があるため関節の痛みを和らげる効果があるとされています。
さらにプロテオグリカンは、関節炎以外にも、ガン治療の面でも注目されているようです。

・プロテオグリカンは

ハリ、潤いなどのエイジングケア成分としても人気のプロテオグリカンは、美容に関心のある方を中心に人気が高まってきている成分です。
以前は、牛の気管軟骨という限られた部分からというように抽出が難しかったため大変貴重な成分でしたが、現在では鮭の鼻の軟骨から抽出することが可能となり、手ごろな価格で購入することができるようになっています。
その高い保水力が評価され、現在では、多数の基礎化粧品に使用されるなど、美容の部門で特に人気となっています。
そんなプロテオグリカンは、美容だけでなく健康面での役割にもかなり期待されています。

・プロテオグリカンの保水力

ここで、プロテオグリカンの保水力について見ていきましょう。
プロテオグリカンは、体内で細胞と細胞の間に入り込み、ヒアルロン酸やコラーゲンとともに隙間を埋めて弾力性を保つ働きをします。
一般的に保水力が高いとされているヒアルロン酸よりもさらに高い保水力があり、ヒアルロン酸やコラーゲンの生成を促す役割も持っています。
このような特性から、プロテオグリカンは、お肌への美容効果だけでなく、ひざなどの軟骨や関節部分での柔軟性が高まり、ふしぶしの動きをスムーズにするなどの働きにも期待が集まっています。
また、一般的ではありませんが、ペットの関節の健康にも取り入れている方も増えてきているようです。

・プロテオグリカンとがん

プロテオグリカンは、動物特有の成分であるグリコサミノグリカン(多糖類)とコアタンパク質(糖鎖が結合する中心となるタンパク質)が一定の様式で結合したものを指します。
臓器、脳、皮膚を始めとした体全体の組織中の細胞外マトリックス(生物の細胞の外に存在する不溶性物質)や細胞表面に存在します。
このため、プロテオグリカンは臓器や脳などのがん治療の面でも、大変期待されているようです。
特に現在、新しいがん免疫療法の開発を目的として、調査や研究が日々進められていますが、プロテオグリカンはこのような検査の対象となっています。

プロテオグリカンは細胞外マトリックスの中心的な成分であり、グリコサミノグリカン型と特定の線形炭水化物鎖の共有結合によって特徴づけられる非常に不均一なタンパク質群である。
細胞表面で、これらの分子はサイトカイン、ケモカイン、成長因子、接着分子、およびシグナル伝達共受容体としての機能、そして活性を調節します。
こうしたメカニズムによって、プロテオグリカンは固形腫瘍および造血性悪性腫瘍の癌細胞の進行に影響を与えるとされています。

まとめ

プロテオグリカンは、お肌の保湿や関節痛の緩和だけではなく、ガンの進行を防ぐ点においても影響を与えることができるということがわかりました。
最後に、プロテオグリカンを食事からとることは可能かの確認です。
実際にプロテオグリカンを含む食材は、主に鮭などの魚や牛、鶏の軟骨です。
ただし、調理により熱を加えることによりプロテオグリカンの構造が壊れてしまうようです。そのため、食事からプロテオグリカンを摂取することは難しいとされています。
プロテオグリカンを効率的に摂取するためにはサプリメントを検討されることを検討されるのも良いかもしれません。

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引用文献:
http://tinyurl.com/3sur5b9z
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31336150/

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