低カロリー甘味料と腸内細菌叢

2021年05月21日

健康と予防は食べ物や食事

低カロリー甘味料は、エネルギーをほとんどまたはまったく含まない甘味量ということで人気が高まっています。
お店の食品売り場には、低カロリー甘味料を使用したお菓子をはじめとする食べ物や飲料が沢山販売されているのは、承知のとおりです。

低カロリー甘味料入りの食べ物や飲み物については、カロリー制限を心がけている人だけではなく、とりわけダイエットを目指す方や糖尿病予備軍の方、スタイルに気を使っている方などに注目されているのではないでしょうか?

しかし、低カロリー甘味料と腸内細菌叢には因果関係があるような報告があります。
それでは、人気の低カロリー甘味料を含む食べ物や飲み物にはどのような危険性があると考えられているのでしょうか?

低カロリーの甘味料の定期的な長期摂取により、腸内細菌叢に影響を与えることが知られています。
スクラロース、アスパルテーム、サッカリンなどは、食品や飲料のエネルギー含有量を減らし体重減少を促進するために広く使用されている甘味料の原料です。

これらは、腸内細菌叢のバランスと腸内フローラを破壊する可能性が高いことが研究によりわかっています。
よく、人工甘味料の説明欄に、「摂りすぎによりおなかが緩くなることがあります」と記載されているのを見かけますが、この影響の一つのようです。

腸内細菌叢の破壊は、ダイエットとは逆に肥満とインスリン抵抗性の発症に積極的に貢献していると認識されています。
体重の減少に関して期待できる部分があるとはいえ、低カロリー甘味料の日常的な摂取により、腸内環境が乱れてしまうと本末転倒となってしまいかねません。

腸内細菌叢が私たちの健康にとって非常に重要であることは周知の事実かと思います。
腸内細菌叢の重要性についての理解が深まるにつれて、低カロリー甘味料を含むすべての食事成分が腸内細菌叢に与える影響を考慮することがますます重要になります。

食品売り場で食品を選ぶ際には、その食品が腸内細菌叢にどのような影響を与えるのか考えてから手に取るように心がけた方が良いかもしれません。
そして、できる限り添加物を使用しない、素材のままの食品を選ぶようにすることがおすすめされています。

甘さを欲している時、甘い物が食べたいときには、例えばバナナやサツマイモ、デーツやプルーンなどの自然の甘味を持つ食物をいただくことを考えるのも1つかと思います。
もちろん、そのような食品は一般的にカロリーが高く、糖度も豊富なため、食べ過ぎないように心に留めておく方が良さそうですが、それでも自然界の食べ物については、腸内細菌叢にとっては甘味料のような悪い存在ではありません。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27090230/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26992958/

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