がん予防健康法におすすめのがんを知って実践方法

2020年12月14日

健康

がんは日本でも2人に1人が患い、3人に1人ががんで亡くなる時代です。

がん予防と治療の専門医から、がん予防健康法におすすめのがんを知って実践する方法を伺いました。

がんと日米?:

昔と比較するとがんで亡くなる人の割合は、日本においては増え続けています。
「日本においては」という言葉を使った理由として、例えばアメリカでは、日本ど同じ曲線を辿っていましたが、90年代に入り減り始めました。
それは、国策で研究からキャンペーン実施の実施までを行ったことが功を奏したと報告されています。
食事で野菜類を増やしたことの功績が大きいことは日本でも知られる事実ではないでしょうか?

がんと闘って排除する?:

日本でもがんに関わらず言えることですが、病気と闘うという言葉や、がんを殺して排除するという印象が付きまといます。
細胞レベルでは、体内の60兆もの細胞は、分裂や増殖からできた共存の生命体が私たちの身体であることを考えた場合、その点だけを消し去るのは大変な作業と言えるのではないでしょうか?
その意味でも、まずは予防の大切さを知っておくことが、健康法の実践の基本と言えます。

がん予防の方法と実践:

がん予防12箇条(国立がんセンター)ががんの予防に有効とされるいわゆる予防方法を下記のように記しています。
・バランスの食事
・過食を控える
・毎日変化のある食事
・禁煙
・深酒を控える
・適量のビタミンと食物繊維摂取
・塩辛い食べ物や熱い食べ物や飲み物を控える
・焦げた食べ物を控える
・カビの生えた食べ物を控える(ナッツ類など)
・日光に当たり過ぎない
・家老を控え、適度な運動
・清潔、衛生的な生活習慣

がん予防と対策に実践がおすすめの理由:

良く癌予防に健康診断を受診するようにおすすめされます。
癌細胞の報告では、直径1ミリのがん腫瘍ができるまでに約1年かかるとのことです。
健康診断での早期発見の多くは、5ミリ程度の画像診断とされ、その場合には5年以上が経過している計算になります。
成長は著しい段階に入っているとも言える為、その意味でも予防がおすすめされます。

がん予防におすすめの方法:

がんは生活習慣病の最たるものと言われます。
その中でも食事とストレスだけでも60%が予防可能とも報告されます。

近年、多くの報告で、腸内環境の大切さ、微生物やバクテリアの大切さが報じられています。
私たちの身体の皮膚や粘膜に、2000兆以上の微生物が共生し、身体を保護してくれていることがわかっています。
また、第二の脳と言われる腸には、400種類、1500兆個もの腸内常在菌が、目を見張らせてくれています。
私たちの体の表面を覆う面積の20倍の広さを誇るのも腸粘膜です。

そのことからもストレスを予防し、腸内の健康を第一に考える健康方法が予防の基本であることを言われる専門家が多いと言えます。
そう考えても、排除よりも微生物との共存の大切さが予防の実践にも欠かせません。
除菌や殺菌など菌を排除することが一般的になっていますが、それは昔と今のがんの状況にも影響を与えている可能性も考えられるのではないでしょうか?

 

参照:
NPOイーマ 代54回講演会
2020年12月8日
新宿区民センター11階
講師:健康福祉実践協会理事長今井敬喜医学博士
「がんを知り、がんにならないための予防方法」

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