乳がん予防におすすめされる決め手の食べ物や食事栄養素
乳がんは日本では昔にはあまり身近な存在ではありませんでした。乳がん治療の専門家がおすすめする予防の決め手の食べ物や食事栄養素からヒントをご紹介します。
日本でも増える女性の乳がん:
世界的に乳がんは増えているものの、日本では昔は身近とは言えない存在だったことからも、和食に倣う報告が数多く存在します。
近年は日本の食べ物や食事をはじめとする食生活も随分と様変わりしたこともあり、乳がんを患う女性の数は増えていることがわかります。
国立がん研究センターがん対策情報センターのホームページで、部位別で乳房、性別で女性の死亡率を年次推移で示したグラフがあります。
統計では1958年からですが、当時は10万人あたりの女性の乳がんは4名以下を示しています。
そこから、経済の成長を伴って、正比例し、2017年のデータでは、10万人あたりで22名の女性が乳がんで命を落としているということになっています。
乳がんを減らす予防のための食べ物や食事:
では、何が問題になっているのでしょう?
遺伝や食べ物、ストレス、電磁波、環境汚染、運動不足、飲酒や喫煙など色々と原因は考えつきます。
その中でも食べ物や食事が原因となることが、確率的には最も大きいと伝えられています。
そのために、乳がんをはじめとするがんの予防で近道をしたい場合は、食べ物や食事の見直しがおすすめされることも少なくありません。
今回は、乳がんの解決策を提案する専門家の情報から、食べ物や食事での予防のヒントを探りました。
統計から観る乳がん予防の食べ物や食事:
がんをはじめとする病気と食べ物や食事の関係は基本的に原因を追究するのはナンセンスとされます。
それは、個体差があるだけでなく、一定の食事が完全にがんの原因になっているという大規模なデータを示すことが難しいこともあるかと思います。
食事の大きなくくりの中での大規模調査で結論付けられていることから判明していることがあるようです。
それは、動物性の脂肪を食べる量が少ないほど、乳がんを患う可能性が低くなるということのようです。
また、食べ物や食事で、野菜、果物、全粒穀物、豆類の4種類の摂取量を増やすことが予防でとても大切ということのようです。
乳がん予防におすすめの食べ物の量:
とりわけ、野菜の摂取量がとても大切とのことです。
では、どの程度の野菜が必要とされるのでしょう?
一日におすすめされる摂取量は、6~7回分が最もリスクが下がるとの報告です。
乳がんにおすすめの具体的な種類としては、アブラナ科野菜に属するブロッコリー、カリフラワー、スプラウト、キノコ類、ネギ類などが挙げられています。
日本では、やはり伝統的な和食を食べていた時期では乳がんは遠い存在だったことからも、和食がおすすめと言えるのではないでしょうか?
参照:
国立がん研究センターがん対策情報センター 部位別 死亡率 年次推移 乳房
がん情報サービス http://gdb.ganjoho.jp/graph_db/
Town Send Letter 2015年8/9月号 109~110ページ