難病や稀少病が増え続けている原因や理由と私たちができることのヒント

2017年06月09日

マイクロバイオーム

 

難病や稀少病は近年とりわけ先進国で増え続けていることが報告されていますが、難病や稀少病の原因や理由は十分な報告がなされているとはいえません。

難病や稀少病の原因と考えられることを知り、日々の生活で私たちができることのヒントを考えます。

 

難病や稀少病は日本でも増えている:

難病または稀少病と呼ばれる疾患は世界的に増えていることが報告されているものの、ここ日本でも例外ではなさそうです。

難病や稀少病は1945年頃から増え続けていることが報告されており、それら指定される数は10年間で100種類以上増え続けているようです。

例えば3億人以上の人口がいるアメリカには稀少病や難病に当てはまる英語で言うところのrare deseaseが現在は7,000種類も存在し、診断されている人の数も3,000万人にものぼります。

一方1.3億人近い人口の日本では稀少病や難病の数は330種類程度にとどまるものの、実は7,700種類ともいわれ、同時に稀少病の人の数は88万人とされ、診断こそされていないものの実際の数は1,000万人程度存在する可能性があるとも報告されているようです。

 

稀少病や難病の数が増える原因や理由:

10年毎に100種類もの稀少病や難病が誕生しているのには原因や理由が存在するはずですが、はっきりとはわかっていないことが一般的な報告ではないでしょうか?

環境に関わる専門家の中には稀少病や難病が増えている理由や原因は大気汚染だけに限らず、農薬や添加物、遺伝子組み換え食品、化学物質でつくられる日用品、除草剤や洗剤などの薬品、ヘアケアやスキンケア、薬剤などの影響を身体は受けていることによるものと報告されています。

私たちの身体は身長や手足が伸びたり、顔が小さくなってきたりという外面的な点においては小さな変化が見られるものの、身体のつくりや内面的な点においては見かけとは異なり、1万年前も現在もほとんど変わっていないのだそうです。

昔の人類は農耕であれ狩猟民族と呼ばれる人たちであれ、自然界の中での生活が前提だったために、ストレスは例えば獲物が収穫できなかったことや天候に関するストレスがほとんどとされ、自然界の食べ物をいただきながら、自然界にある物質で生活が成り立っていた訳ですが、現代の生活では昔とは大きく違っている点が多く存在し、それらの影響を身体は受け止められていないということが考えられています。

とりわけ、口に入れたり、直接身体に付けたり、皮膚や空気を通じて体内に入る人工的、あるいは科学的につくられた物質が稀少病や難病を生んでいる大きな理由や原因になっていることが報告されています。

 

農薬と私たちの身体:

1945年以降増え続けている難病や稀少病はちょうど第二次世界大戦と重なる時期ですが、戦後21,000種類ともいわれる農薬が開発されているようです。

実際に現在市場に流通している農薬の数は21,000種類の中で、その数は約6,000種類とのことです。

残りの15,000種類は危険度が高過ぎる理由で生産が中止されたようですが、それらの農薬の影響も自然界や私たちの身体でも受けていることが考えられます。

稀少病や難病の種類も人の数も増えているのは、農薬や化学物質が増えているのと同じように比例しており、戦後は右肩上がりに増えていることが無関係とは考えにくいともいえます。

 

より健康的な生活のために:

上記のことから、私たちがより健康的な生活を送ろうとすると、出来る限り祖先の人たちが生活してきたであろうことを想像し、近代的なものごとに囲まれすぎないことが1つのヒントになるといえます。

とはいえ、それらの多くは日常生活と密接に関わっているものごとが多く、できることは限られているように思います。

例えば電磁波が強いものは自主的に使用に制限を心がけるようにしたり、せめて長い時間を費やす睡眠においては携帯電話をはじめとする電磁波のあるものを近くに置かずに寝るなどが考えられます。

食べ物については農薬を良く落としてから食べるように心がけることも大切といえます。

日用品についても洗剤や殺菌剤、除菌剤などは減らすように心がけるなどいろいろと普段の生活で考えることもできるかと思います。

また身体のストレスを解放してあげるためには山や海など自然の多い場所に出かけることもおすすめといえます。

 

参考にした情報:

門馬登喜大先生

講演会「がんで死ぬなんておかしい」

2017年6月2日

 

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