グルテン過敏症やグルテン不耐性アレルギー反応の8サイン

2017年10月30日

小麦グルテン

グルテン過敏症やグルテン不耐性、あるいはアレルギー反応など食べ物や飲み物に含まれるグルテンのたんぱく質に反応を示す人が増えていることが報告されています。

反応を示している8つのサインでセルフチェックをしてみてはいかがでしょうか?

 

グルテンに反応?

グルテンは食べ物や飲み物に含まれるたんぱく質の1種で、良く含まれている例として挙げられるのは小麦、大麦、ライ麦などの麦類といえます。

一般的な食品でいうとパンや麺類、ビールなど私たちが日常的に食べる食べ物や飲み物に多く含まれています。

近年グルテンたんぱく質を含むそれらの食べ物や飲み物に不耐性や過敏症、湿疹をはじめとするアレルギー反応などを示す人が世界的に増えていることが報告されています。

アメリカのある報告では同国の成人人口の3〜5人に1人程度がグルテンに対して何らかの反応をしている可能性を示す報告もあります。

また、昨年にはハーバード大学の研究班の発表で現代の品種改良を繰り返されたグルテンは世界中で誰一人として体内で完全にすぐに消化されている人はいないとも報じられたことが多くの人に衝撃を与えました。

ここ数年の間は特にグルテンと関連する調査や報告も多く、そういう意味においては、全てを避けるのは困難なものの、既にグルテン過敏症や不耐性、アレルギーなどの反応が出ている場合には体内の免疫組織が拒否反応を示していることが考えられるために対応がおすすめです。

 

グルテン過敏症やグルテン不耐性の8つのサイン:

グルテン過敏症や不耐性、あるいはグルテンにアレルギー反応を示していると考えれるサインがありますが、その中からよく例に挙げられているものを下記にご紹介いたします。

・脳のぼやけ:

英語ではブレイン・フォグと呼ばれますが、脳に霧がかかったような状態と説明できるかと思います。

脳モヤ又はボヤけのような状態は何もグルテンによる原因だけとは限らないのですが、グルテンたんぱく質に対しての過敏症、不耐性、アレルギー反応、腸漏れでも知られるLGSリーキーガット症候群、自己免疫疾患の1つでもあるセリアック病などに共通する症状でグルテンが体内に入った時に反応が出ていることが指摘されています。

また自律神経系の報告ではそれらの反応は脳の働きに対しても影響を与えていることも信じられているようです。

 

・予期せぬ体重の増加:

体重の増加に関してはグルテンに反応を示す時に診られる一般的な反応の1つとして紹介されることが少なくありません。

また、むくみについても同様に考えられているようです。

私も含めていえることですが、グルテンをやめているとむくみが減り、体重や体脂肪も落ちるためにスッキリした印象を持つことが一般的のように思います。

報告の中にはグルテンが体内に多く入っていることで腸漏れのリーキーガット症候群や炎症、消化不良などの原因によって体重が増えていたり、むくみのような症状が出ていることも考えられているようです。

 

・免疫機能の異常:

グルテンに対しての過敏症、不耐性、アレルギー反応などが出ている場合には、体内において何らかの炎症や体内の免疫組織がグルテンを食べ物や飲み物とは違う外敵として認識した場合に起こる攻撃といえる自己免疫疾患のようなことが発生していることも考えられています。

その場合には同時に腸内で炎症など何らかの異常な事態が発生していることが報告されています。

 

・歯や口内に関しての問題:

報告によると、グルテンが体内で十分に消化や吸収されずに腸内で問題が発生すると腸内微生物にも影響が出ることで、口内の健康にも影響を与えていることが伝えられています。

それ以外にもグルテンを含む食べ物や飲み物が口内に残っていることで何らかの炎症が発生することも考えれており、それらが口内炎や歯周病などにも関係している可能性も指摘されています。

またグルテンに対して過敏症や不耐性、アレルギー反応などが出ている場合には体内において、カルシウムやマグネシウムが不足していることも考えられるために、その影響が歯や口内にも出ているのかもしれません。

 

・頭痛や偏頭痛:

グルテンに不耐性がある場合には偏頭痛の症状を日頃から持ち合わせていると回答している人が多く、偏頭痛や慢性頭痛を訴える人の多くがグルテン不耐性や過敏症であることも報告されているようです。

グルテン過敏症と判断されているグループへの調査では、56%の人が慢性頭痛や偏頭痛を持っていると回答し、一方でグルテンに問題が無い人の場合は14%の人がそれらの症状を持ち、比較した場合にグルテンと頭痛や偏頭痛に対しての関連性があるかどうかが気になるところです。

 

・肌の問題:

グルテンの不耐性や過敏症があったり、アレルギー症状が出ている場合には肌へのサインも含まれることが少なくないようです。

肌は腸内環境の鏡ともいわれるだけに、その場合には腸内環境が健康的ではないことも考えられそうです。

口内環境とつながりますが、カルシウムやマグネシウムなどの不足とも関係があるのかもしれません。

湿疹や赤み、にきび、かゆみ、乾燥肌など肌の問題とグルテンの炎症とは関係がありそうで、グルテンを含む食べ物や飲み物をやめてからそれらの症状が改善されたという報告も多いようです。

 

・関節痛や筋肉痛:

まさか関節痛や筋肉痛とグルテンのたんぱく質が関係しているとは考えにも及ばないのではないでしょうか?

グルテンが影響する炎症によって関節や筋肉の部分にも炎症が出ているとも考えられています。

また関節炎協会の発表でもグルテンとその症状についての関連性が一般的に出ていることを報じています。

 

・エネルギーの消耗、疲れや慢性疲労:

脳モヤと似ている点でエネルギーの消耗、疲れや慢性疲労とグルテンの関連性が報告されています。

何らかの炎症を通じて、カラダのエネルギーが消耗されやすく、疲れや慢性疲労につながっていると考えられています。

グルテンが体内に入ると分解したり、消化したり、吸収したりするのにエネルギーを予想以上に必要としているという説もあり、今後の新たな報告によってそれらはもっと明確になってくるのではないでしょうか。

 

参考にした情報:

WebMD、powerofpositivity

ウェルネスコム.info

8 signs you have a gluten intolerance

2017年9月13日

情報ページ:マグネシウムとは?

カルシウムとは?

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