食事などで自然に高中性脂肪を抑える方法?

2024年05月31日

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誰もが一定の年齢以降になると、中性脂肪が気になるかと思います。

中性脂肪が高くなると心臓病を引き起こす可能性も上昇するため、中性脂肪を抑えることは健康にとってとても重要です。

ただし中性脂肪は、あまりにもその値が高い場合を除き、減量と健康的な食事により下げることができます。

それには、毎日の食事や生活習慣が関わてくるようです。

毎日の生活の中で中性脂肪を自然に抑える方法をお伝えします。

中性脂肪値について

私たちは、血液検査でコレステロールの値を知ることができます。

その結果最も重要な値は、「悪玉コレステロール」とも呼ばれる「LDLコレステロール」(低密度リポタンパク質)です。

LDLコレステロールの値が高いと、心臓病の根本的な原因となり得る動脈の詰まりを引き起こす可能性も高まります。

中性脂肪値にはいつ、そしてなぜ注意を払う必要があるのでしょうか?

それは、心臓病とのかかわりが大きいようです。

リスクが高まり始めるのはいつですか?

多くの研究では、高中性脂肪が肥満や2型糖尿病だけでなく心臓病のリスクの増加と関連付けられていることがわかっています。

特に最近の研究では、血液検査の「トリグリセリド値」が 89 mg/dL を超えると、心臓関連の問題のリスクが上昇し始めることがわかりました。

これは、これまで長い間正常だと考えられていた値 150 mg/dL よりもはるかに低い値ということになります。

中性脂肪の値は食事とも大きなかかわりがあるため、誰もが心臓関連の疾患と隣り合わせということにも関連付けられそうです。

私たちは普段の食事にどの程度留意すればよいのでしょうか?

自然に中性脂肪を下げる方法

生活習慣の変化が中性脂肪レベルに大きな影響を与える可能性があるということがわかっています。

ハーバード大学付属ブリガム・アンド・ウィメンズ病院の予防心臓専門医であるニコラス・マーストン博士によると、

「中性脂肪が高い人がより健康的な食事をとり、定期的に運動し、体重を減らすと、中性脂肪値を50%以上下げることができる」とのことです。

たとえば、次のような食事を意識することが中性脂肪値の低下につながるかもしれません。

-炭水化物を賢く選ぶ
白パン、白米、砂糖を多く含む朝食用シリアルなど、消化されやすい炭水化物や、砂糖を多く添加した飲み物の摂取を控えましょう。

-脂肪に注意する
中性脂肪を上昇させる可能性がある肉やバターからの飽和脂肪の摂取を減らします。

反対に、中性脂肪を下げる植物や魚の油などからの不飽和脂肪をもっと沢山食べるようにしてみてください。

-過剰なアルコールは避ける
アルコール飲料は控えめにし、適度な飲酒(女性は1日1杯、男性は2杯)を目安にすることがおすすめされます。

中性脂肪が高い場合は、より少ない方が良いことがわかっています。

-定期的に運動する
定期的な運動は中性脂肪を下げることがわかっています。

電車やバスを一つ前の駅で降りて一駅歩く、歩くときはなるべく早歩きをするなど、できることから少しずつ行ってみましょう。

-健康的な体重を目指す
肥満または過体重とみなされる場合は、健康な体重に達することで中性脂肪を正常範囲まで下げることができます。

体重の5%~10%を減らすだけでも効果があることがわかっています。

-高中性脂肪に対する薬
中性脂肪値がかなり高く150~499の人は、糖尿病、肥満、甲状腺機能低下症、肝臓や腎臓の病気など、原因となる可能性のある基礎疾患がないか検査を受け、治療を受ける必要があります。

もし、ライフスタイルを変えても中性脂肪が高いままの場合、特に心血管疾患のリスクがある人にとっては、投薬を検討することも方法の一つかもしれません。

その場合は、医師とよく相談の上投薬を開始するようにしましょう。

心臓病の心配をすることなく健康な毎日を送るためにも、生活習慣の見直しをしてできることは取り入れていきたいですね。

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引用文献:

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