脳の健康は食べ物や食事を変えることでも変わる!?

2021年01月25日

食べ物や食事で健康と予防

 

脳の健康は食べ物や食事を変えることでも変わると報じられています。

脳の機能は食べ物や食事、栄養補助食品などの影響をどの程度受けるのでしょうか?

認知機能は運動能力との相互関係があると報告されています。

運動能力と脳の機能にも関係があることから、脳の機能は栄養や食事の要素によって影響を受ける可能性があるようです。
したがって、脳の機能は食事の変更、特にアミノ酸、チロシン、カフェイン、ポリフェノールなどの特定の栄養素の補給によって操作される可能性があります。

1.アミノ酸

アミノ酸のチロシンは、神経伝達物質であるドーパミンの前駆体です。
ドーパミンは、やる気や意欲、前向きな気持ちをつかさどる神経伝達物質で、ドーパミンが減少するとうつ病などの引き金となる可能性があります。
脳はアミノ酸輸送が制限されている唯一の器官です。
ある研究では、統合失調症の患者の脳内ではチロシンが減少している可能性があるそうです。
仮説としては、他のアミノ酸のレベルが上昇しているため、利用できるチロシンが少ないというものです。
チロシンの摂取により、脳内のドーパミンの合成を促すことが可能となります。

2.カフェイン

カフェインは敬遠されがちな点もあるものの、その一方において、脳に対して多くのポジティブな作用を持ち備えているようです。
覚醒ともたらし幸福力を高め、集中力を高め、気分を改善するとの報告も少なくありません。

また不安症やうつ病を制限することが出来る可能性もあるようです。
カフェインは睡眠を妨げる可能性がありますが、敏感な人に限られるとも言われています。

3.ポリフェノール

ポリフェノールは、炎症、酸化ストレス、神経変性などの状態に対抗するのに非常に有効な栄養素です。
ポリフェノールは、様々な慢性障害の予防と治療に役立つことが実証されています。
脳障害に関しても例外ではなく、神経炎症を抑制し、記憶、学習、および認知機能を促進する可能性があります。
これにより、ダウン症や自閉症スペクトラム障害と呼ばれるの神経発達、パーキンソン病やアルツハイマー病などの神経変性、およびうつ病や不安などの精神障害における予防や治療の可能性にも期待されています。

3.高麗人参、イチョウ葉をはじめとするハーブエキス

高麗人参、イチョウ葉などのハーブエキスは、主にサプリメントとして販売されています。
効果のほどは様々ですが、続けて飲むことにより脳機能の正常な働きや回復をサポートすることで知られています。

脳はいろいろなことに影響を受けやすく、例えば、ストレスの有無、睡眠、運動なども脳に影響を与えます。

ですが、日常生活の中でもっとも自分で調節しやすく、効果的なことは食事の変更ではないかと思います。
脳に限らず食事は自分自身の体調を作っているものですので、毎回の食事の内容を大切にしていきたいですね。

 

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29252056/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25797188/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26677204/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32035595/

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