健康と予防におすすめの呼吸法について

2020年11月04日

健康と予防の食品に食べ物や食事

健康と予防におすすめの呼吸法について調べてみたことがあります。

呼吸法や呼吸トレーニングなどは瞑想やリラックスにつながるという文献が多いことに気づきました。

私たちの健康は呼吸である程度コントロールできる可能性があるのでしょうか。
映画「鬼滅の刃」が大変な人気となっています。
この作品では戦うときや治療などに呼吸法を取り入れるのですが、それがとても興味深く、呼吸法と健康との関りについて調べてみました。

・ヨガの呼吸、瞑想、そして長寿

ヨガの呼吸は、インド・チベットの伝統において健康と精神を整えることを目的に始まりました。
ヨガの呼吸は、肉体的幸福、瞑想、悟りなどの基本と考えられています。

ヨガ呼吸は、それ自体が瞑想の一部となっており、ストレスを軽減することができます。
また、呼吸法が瞑想と合わさることで相乗的にはたらき、長寿のメカニズムにも影響することがわかっています。
また、ヨガ呼吸はうつ病、不安神経症、ストレス障害などの治療にも用いられたり、ストレス回復力を誘発することがわかっており、
大規模災害の犠牲者に対して用いられることもあるそうです。

・慢性閉塞性肺疾患と太極拳の呼吸法

古代中国で最初に開発された太極拳もまた、全身運動、呼吸トレーニング、注意深い意識などの総合的な動きが必要な心身運動です。
太極拳は、体内の内部エネルギー(「気」と呼ばれています)の流れを促進するために、呼吸と体の動き、心の集中力が必要とされる全身運動です。
「気」の正常な流れは、健康維持するために不可欠であり、最終的には長寿につながると考えられています。
高齢者の心身バランスと筋力に対する太極拳の影響も報告されています。

現在、太極拳の呼吸法が、慢性閉塞性肺疾患の人々の呼吸困難、運動能力、肺機能などに対して有効かどうかの研究に注目が集まっています。
慢性閉塞性肺疾患は、世界中で蔓延している慢性の進行性疾患です。
その症状は主に呼吸困難となるため、運動がしたくてもできないという状況に困っている方が増えているのです。
慢性閉塞性肺疾患の患者の生活の質と運動能力を改善するために太極拳が期待されています。
結果が肯定的である場合、太極拳は慢性閉塞性肺疾患の人々の生活向上に大いに役立ちそうです。

大切な場面で深呼吸をしたり、呼吸を整えたりすることは私たちも日常的に行っています。
意識的に呼吸を取り入れると、脳にたくさんの酸素を送り込むことができます。
健康的でポジティブな思考は、脳を健康にすることから始まります。
このようなことからも、健康的な呼吸法は、私たちの心の苦しみなどを和らげることを可能にすると言えそうです。
さらに、運動や健康的な食事も取り入れることで、精神的な幸福や健康、長寿への良い影響を促進することが可能となりそうです。

 

情報源:

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/27272131/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25168853/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19735239/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/29205021/

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