過敏性腸症候群(IBS)と食品や食事のおすすめ例?

2020年10月28日

健康に食品と食べ物や食事

IBSでも知られる過敏性腸症候群は近年日本でも増えてきているようです。

過敏性腸症候群は食べ物や食事が原因することもあり、お腹の張りや消化不良、ゲップ、ガス、お通じ不調など当てはまる人が多いかもしれません。

前回は、胃腸やお腹の張りやゲップと過敏性腸症候群(IBS)に低FODMAP食事療法?について、報告を基に健康や予防のヒントを考えました。
今回は、過敏性腸症候群(IBS)でおすすめされる機会が多い、低FODMAP食事療法以外の食べ物や食事を通しての報告を基に学びます。

低FODMAPの食べ物や食事と症状やアレルギー反応:

過敏性腸症候群(IBS)の報告には前回もお伝えしましたように低FODMAPの食事を活用した方法がおすすめされることが世界的に多いとされています。
低FODMAPは、発酵性オリゴ糖、二糖、単糖、ポリオールの英語の頭文字から構成されています。
ある報告によると、過敏性腸症候群の75%の人に何らかが有効に働いているとのことでした。
IBSや便秘を含むIBSS、それらに似た症状のSIBO(小腸内細菌異常増殖)はいずれもアレルギー反応症状を伴うことが多いことでも知られます。
アレルギー反応といっても様々ですが、お腹の張り、消化や吸収が進まず留まっている乳糖不耐症をはじめとする食品不耐性、胃酸逆流、ガスやゲップ、便秘や下痢などもアレルギー反応と関連しています。
そのような症状が出る多くの場合、腸内環境が整っていない状況にあることも一般的といわれます。
アレルギー反応を発しやすい小麦類などを食べ物や食事で減らしたり排除するグルテンフリーの食事方法で解決することもあれば、そうでない場合も少なく無さそうです。
そのような場合、過敏性腸症候群におすすめされる低FODMAPの食事方法以外に、どのようなことに留意し、何がおすすめされる方法なのでしょう?

過敏性腸症候群と食べ物や食事で他のおすすめの食事方法:

ある報告では、IBSの症状を持つ人の中には、食物の摂取量と体重の増加が増えることが想定されているようです。
体重増加も食べ物や食事の摂取量増加も、過敏性腸症候群との因果関係は明確になっていません。
そのような場合に、おすすめされる食べ物や食事の内容では、減らしたり制限したりすること以外で増やすことに焦点を当てた場合、下記が食事に関わる方法例に挙げられていました。
・シンプルに野菜や果物を増やす(その時はナス、トマト、ピーマン、ジャガイモは減らす)、
・ポリフェノールを含む食べ物や食事栄養素、
・プロバイオティクスやプレバイオティクス、
・酵素や酵素栄養サプリメント、
・リンゴ酢、
・しょうが、
・クルクミン、
・短鎖脂肪酸
・オメガ3で魚油のEPAやDHA、
・オオバコ、
・ペパーミントオイルやCBD、
・ポリフェノールブレンドなどアンチオキシダント栄養素、
など。

食べ物や食事以外のおすすめ:

ただし、上記の食べ物や食事だけに留意するのではなく、生活習慣にも注意を払うことが同時におすすめされています。
・身体を動かす運動の組み合わせ、
・日光浴、
・十分な睡眠、
・低体温を避け、体温を維持する生活習慣、
・ストレスを減らしたり、前向きな心の持ち方への習慣、
・自然界に身をおくこと、
・電磁波などの人工的な物事と距離を置く時間や日(デジタルオフ)、
など。

上記に報告されるものごとは過敏性腸症候群またはIBSに対して、明確な良い証拠として報告されているわけではないと思いますが、気になった場合の予防や改善に向けて動くのに知識として持っているかどうかでも健康が左右されることになるかもしれません。

キーワード: FODMAP; 過敏性腸症候群; ラクターゼ欠乏症; 乳糖不耐症; 乳糖吸収不良。
情報源:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28244666/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25880820/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26393648/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/19830557/
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26908093/
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