甲状腺ホルモンや子供とがんに自己免疫

2019年12月09日

子供の健康

甲状腺ホルモンや子供の甲状腺がんと自己免疫は震災以降、日本でとりわけ気になる人が多いのではないでしょうか?

 

甲状腺はストレスに弱い?:

甲状腺に関わる症状や病気の多くは女性が圧倒的に9割以上と多いことで知られます。
ホルモンの乱れやストレス、環境変化、有害物、感染、栄養不足などが原因になることも少なくないようです。
特に興味深いのはストレス環境が原因になっていることが意外に多いということです。
専門家曰く、頑張り屋さんの女性には休むようにというサインや、代謝を下げて安全にしようとする安全メカニズムが働くサインにもなっていることが少なくないということです。

 

小さな甲状腺のホルモンも頑張り屋さん:

甲状腺は喉の辺りにある小さな蝶のような形をしています。
そんな小さな甲状腺なのに、ホルモンを動かし、体重や代謝、エネルギー脂肪燃焼など多くの働きを担っている頑張り屋さんといえます。
甲状腺のホルモンが乱れている場合には、自己免疫と関わる自己免疫疾患と関連していることも少なくないことでも知られます。
甲状腺の炎症がある症状の場合、実際のところ多くは免疫原性で、病原体などの非免疫原生の甲状腺の炎症は多くないと報告されます。

 

甲状腺ホルモンは頑張る:

甲状腺に関わるいくつかのホルモンがあります。
T3やT4、TSHなどの甲状腺に関わる単語を聞いたことはありますでしょうか?
T3は特に、主な活性ホルモンで、代謝や髪の毛、エネルギーとの関りも多いことでも知られます。
また、TSHの刺激ホルモンも頑張り屋さんで、疾患になるまでに10~15年かかって表面化するという専門家も少なくありません。
機能が低下している場合には、ビタミンDやビタミンB12、鉄分などがの値が低下することも少なくないとも報告されています。
それに甲状腺は腸内環境の変化が自己免疫性甲状腺の炎症を引き起こす可能性も指摘されています。

 

甲状腺がんの検診は慎重に?

日本では東日本大震災以降、子供にも多くの甲状腺がんが見つかっていると騒ぎになっています。
また、その時以降、被災地を中心に多くの検査が導入されると共に、がんと診断される子供たちも多いことが報道されています。
ただし、専門医師は放射線被爆が原因ではなく、もともとの自然に存在したもので、韓国同様に過剰診断ということも少なくないようです。
それゆえに検査は不要という声や、甲状腺モニタリングプログラムを実施しながら行えば、わかりやすいなどの声も挙がっています。

 

気になる人におすすめ?:

甲状腺の専門家が気になる人におすすめする事がらがあります。
まずはストレスを減らすことが挙げられますが、他にもお風呂、サウナ、ヨガなどで解毒やデトックスしやすい身体をつくること。
食べ物では、味噌汁や納豆をはじめとする発酵食品と和食を中心とすること。
小麦などのグルテン、乳製品などの反応しやすい食品や食事には留意すること。
除菌や抗菌、歯磨き粉なども含め菌を嫌がり過ぎないこと。
サランラップやプラスチック、ペットボトルなどの容器に留意すること
などが挙げられています。

 

参考にした情報:

PMID: 27100868
PMID: 25516464
ヒーリング橋本病サミット 2017年11月9日 米国開催 イザベラ・ウェンズ博士
2019年11月13日頃の日経新聞夕刊記事 「がん社会を診る」中川 恵一医学博士

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