脳と腸の共通点とマイクロバイオーム

2017年01月06日

健康と予防

脳と腸は遠く離れているようでも深い関連性があり、微生物の集合体であるマイクロバイオームは腸や脳をはじめとする身体に影響を与えます。

健康な日々のためのヒントを探ります。

腸とヒポクラテス?:

ヒポクラテスが私たちに残してくれた言葉は沢山ありますが、その中でも「全ての病気は腸から始まる」については、医師をはじめとする多くの専門家によって引用されています。

時代は変わっても本質は不変で、この時代ほど「腸」の大切さについて考える必要がある時は今までに無かったのでは?と思える程に私たちの健康の土台になっているといえます。

また日本でも認知症などから注目される脳の働きについても腸とのつながりが深いことがわかっていて、脳と腸のつながりから日々の健康のためのヒントを探ってみました。

自閉症や認知症の多さと比例するもの?:

約50人に1人が今では自閉症と診断され、歴史上今までにないスピードで増えているアメリカでは、多くの組織が自閉症や脳の健康について情報を発信しています。

専門家による講演をはじめとするイベントも多く、情報量の多さに驚くほどです。

同じように脳との関連が深いとされる自閉症だけに限らず、アルツハイマー型認知症も日本同様に増えており、今後20〜30年で現在の認知症人数の2倍に増えることも想定されています。

自閉症やアルツハイマー型認知症以外でも脳と関わりがある症状例としては、パーキンソン病や、脳が徐々に萎縮するALS、ADHDなども多いとされていますが、健康的な日々のためには脳について直接考えるよりも、腸について考えることの方が優先度が高くなっていることが海外の多くの報告で増えており、今後の対応の近道にもなりそうです。

脳や腸にもマイクロバイオーム?:

私たちの身体はバクテリアあるいは微生物とも呼ばれるマイクロバイオータの集合体であるマイクロバイオームでつくられているともいわれます。

マイクロバイオータの集合体のマイクロバイオームは身体全体を構成し、また身体全体を覆ってくれていることを考えると、悪いことよりも守ってくれているというイメージが強いのではないでしょうか?

そのマイクロバイオームは特に腸内や脳内に多く存在しているとも報告され、わたしたちの健康の要にもなっています。

私たちの身体は昔から変わっておらず、マイクロバイオームも変わっていないものの、それらの質が環境や食べ物、日用品や化学物質、薬等を通して変わってきているようです。

脳と腸の関連について:

自閉症や認知症などが増えている背景には腸内の環境が変わってきていることを置き去りにして語ることはできそうにありません。

ヒポクラテスが私たちに残してくれた「全ての病気は腸から始まる」の言葉が伝えているように、多くの専門家によって腸の健康についての研究が進んでいます。

日本でも「いつものパンがあなたを殺す」や「小麦は食べるな」など書籍でベストセラーを生んだ英語の原版を書いたデビッド・パールマター医学博士は脳と腸の研究において世界的に尊敬されていますが、同博士の書籍やインタビュー等では度々腸と脳についての関連性が語られています。

日本でも少しずつ知られるようになってきている腸からさまざまな物質が漏れる腸管漏れのLGS(リーキーガット症候群)が体内で発生している人の割合は、アメリカでは3〜7人に1人とも伝えられることもあり、その腸から漏れた物質が血流を通って脳に到達することが自閉症や認知症などと大きく関連していることが報じられています。

今では腸管漏れのLGS:リーキーガット症候群に並んで、脳の漏れを示すLBS:リーキーブレイン症候群という言葉も使われる専門家さえ出てきているほど、腸と脳は共通していると考えられているように思います。

炎症が発生しやすい現代:

リーキーガット症候群もリーキーブレイン症候群も胃やお腹の張りも、継続されるお腹の不調、頭痛、記憶や集中力の低下などにおいても共通していると考えられるのは炎症という言葉です。

昔とは違い現代生活は炎症を引き起こしやすい環境にあることは間違いなさそうです。

便利になったことは、喜ぶべきことですが、今の時代ほどそれぞれの選択が大きな意味を持つ時代は今までには無かったのではないでしょうか?

私たちは過去に食べてきた食べ物で身体ができているといわれますが、その食べ物について興味深い研究報告がアメリカでなされています。

増え続ける抗生物質の使用についてですが、全ての抗生物質の使用量の80%は、私たちの身体に利用されているのではなく、私たちが食べる食べ物に使われていることが報告されました。

腸に使用される抗生物質、7割が脂質でできている脳にも大きな影響を与えていることは間違いなさそうです。

そのため、食べ物をはじめとする選択は大切であることがいえますが、同時に食べることも選択をすることにも楽しみを忘れずに生活をすることも大切であるといえます。

参考にした情報:

マイクロバイオーム・メディスン・サミット

2016年3月5日に米国開催

デビッド・パールマター医学博士へのインタビュー(The micro biomes influence on your brain)

情報ページ:腸内細菌


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