化学物質過敏症とデトックス

2016年08月03日

クリーン

現代社会には多くの化学物質が存在し、アレルギーをはじめとする炎症や化学物質過敏症のような症状に発展するケースが増えやすい状況にあります。

化学物質過敏症に限らず、本来は私たちの身体はデトックスできるようにできているものの、それができるかどうかは生活と食事の内容に左右されます。

 

化学物質過敏症とは:

化学物質過敏症は、非常に微量の化学物質や薬物などに接することにより過敏に反応する疾患で、近年急激に増えてきています。

人にはそれぞれ、化学物質や薬物などに対する許容量があり、人によってその量は異なります。

それが一定以上の量を超えると化物質過敏症が引き起こされます。 発症させる化学物質の種類や、その症状は非常に多岐にわたります。

シックハウス症候群と間違われることがありますが、シックハウス症候群は原因が住宅の材料に特化されるのに対して化学物質過敏症は、洗剤、シャンプー、容器やフライパンと鍋、抗菌剤や消臭剤、駆除剤や除草剤、ペンキなどの家庭用品、電磁波をはじめ、その原因は数えきれないほど考えられます。

 

化学物質過敏症の症状:

化学物質過敏症の症状は多岐にわたります。

炎症で知られるアレルギー関係、結膜炎、喉頭炎、鼻炎などの粘膜の症状、皮膚炎、気管支炎、動悸、腸管漏れLGS(リーキーガットシンドローム)などの症状、また、下痢、便秘、頭痛、発熱、不眠やうつ状態にまで症状が及ぶことがあります。

 

化学物質過敏症の予防:

化学物質過敏症は、一度発症すると生活に多くの支障が出てしまいます。

また、なかなか完治しない難しい疾患と言えると思います。

ここでは、化学物質過敏症を予防するための方法をご紹介します。

まずは、体内に入り込む化学物質の量を減らすことが第一となります。

一口に化学物質と言っても、合成洗剤、シャンプー、リンス、柔軟剤、化粧品、電磁波や排気ガスなど実に様々な原因物質があります。

空気清浄機を有効活用する、添加物の入っていない自然食品をとるよう心掛ける、野菜や果物はよく洗ってから調理する、天然素材の衣類や寝具を使う、サランラップやプラスティック容器などを制限し、ガラス容器などのより自然に近い素材に切り替えることなどを心がけることで、体内に蓄積される化学物質を少しでも減らすことができそうです。

また、ストレスのない規則正しい生活をすることもとても大切です。

早寝早起きをする、十分に睡眠をとり休息する、疲れをためない、バランスの良い食生活を送るなど、気持ちの良い生活を送るよう意識してみましょう。

 

化学物質過敏症とデトックス:

化学物質過敏症の予防でもう一つ大切なことは、体の中に入った化学物質を速やかに排出しやすい体質を維持することです。

体内に蓄積された有害物質を外に出すことを、「デトックス」と呼んでいます。

デトックスのためには、新鮮な野菜や果物の摂取量を増やすと同時に加工食品の摂取量を制限する、糖質を控える、入浴や運動などで汗をかき、体の新陳代謝を促す、水分を意識的に多くとる、便秘をしないように腸の状態を整える、などが有効となります。

また、ビタミンミネラルアミノ酸、魚に含まれるフィッシュオイルのオメガ酸などをはじめとする栄養素をバランスよくとることも、スムーズな排出のためには大切なことです。

化学物質を取り込んでしまっても、排出がスムーズであれば化学物質過敏症を発症することを避けられます。

必要であれば、デトックスを促してくれるサプリメントなども取り入れてみてることもおすすめですが、まずは日頃の生活環境でできることから実行することが最優先です。

 

 

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