グルテン過敏と自己免疫疾患予防のヒント

2016年03月23日

グルテンの食べ物と慢性疲労

 

日本でも増えてきているといわれるグルテン過敏にも関係する慢性疲労や副腎疲労、自己免疫疾患などについて、海外の専門家の中には声を大にして現実に起こっていることと、その予防について啓蒙活動と報告を続けている人が増えています。

 

今や日常食となった食べ物に含まれるグルテン関連の慢性疲労と自己免疫疾患も予防が大切なために専門家の報告からそのヒントを教えていただきました。

 

 

自己免疫疾患と慢性疲労についての講義で報告された内容:

1月16日にアメリカで開催された医療と健康に関わるセミナーの中で、グルテンを中心とする慢性疲労や副腎疲労と、自己免疫疾患についての治療を専門をライフワークとするトム・オブライアン医学博士は彼の講義の中で次のような内容を述べていました。

 

あまりにも衝撃的な内容で驚きましたが、世界的に知られるオブライアン博士の言葉をそのままお伝えしたいと思います。

・今生まれてきている多くの子供の中には、その親よりも早く病気にかかり、早く死ぬことが多くなる。

・大人だけではなく、子供の多くも若い年齢でありながらも慢性疲労や副腎疲労を患っている。

・アメリカでは現在、少なくとも2400万人が少なくとも自己免疫疾患の条件を持っている。

・本来は自己免疫疾患と診断されるべき全患者の約3分の1にとどまり、発見が遅すぎる。

・にも関わらず、医学大学での教育機関ではそれらに対する授業がほとんど含まれていない。

・ルーパスを患うと、数年後に自己免疫疾患を患うことも多い。

・自己免疫疾患は2012年にアメリカでは68人に1人と急激に増え、その後も2025年に10人に1人、2050年には2人に1人と予測されている。

 

 

グルテンとの関わりについての報告:

・慢性疲労や副腎疲労、自己免疫疾患についても小麦に含まれるグルテンが原因になっていることも多い。

・シカゴ大学セリアックセンターの発表では、グルテンによって300以上もの病気の原因がつくられている。

・グルテン過敏症になると、子供を授かれなくなってくる可能性が高くなる。

・グルテンを含む食べる食べ物を食べない生活をすると、腫瘍が消えることもある。

・2015年にハーバード大学が、「誰もグルテンを体内で消化できていない」と報告。

 

予防のヒント:

上記は実際に起こっていることなのだそうですが、日本ではまだ現時点では多いものの、アメリカよりはひどい状況にあるわけではありません。

 

ただし、和食から洋食への選択の多様性のある食事の変化、食べ物に含まれる栄養素以外の成分、土壌に含まれる必要栄養素の減少や多成分の増加、大気汚染の拡大、ストレスや電磁波などの増加などグルテンや慢性疲労に副腎疲労、自己免疫疾患だけに関わらず、病気になる原因が昔に比べて増えていることは確かです。

 

より健康で予防を目指すための最大のポイントは健康や病気を左右しながらも、自己管理ができる食べ物について見直すことが一番の近道であり、免疫力の7割を占める腸内環境についての見直しが一番のおすすめです。

 

今までもその詳細については伝えてきましたが、今後も何度もこの場をお借りしてお伝えしたいと思います。

 

 

参考情報:

トム・オブライアン医学博士

2016年1月20日

“The Truth about chronic deceases and immunity” Evolution of Medicine

 

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