抗炎症や免疫機能の活性効果のある果物とは?

2022年08月16日

健康的な果物と食べ物

日本は季節ごとに美味しく健康的な果物な野菜が食事に取り入れることができる何とも嬉しい国です。

自然の甘い果物は、心臓病、糖尿病、腸疾患やがんなどから私たちの体を保護する上で重要である抗炎症効果を持っていることが報告されています。

毎日、少しずつでもいろいろな種類の果物や野菜を食べ物や食事で取り入れることは、体の抗酸化を高めることができると言えます。

抗炎症や免疫機能にも関連する栄養素を豊富に含む果物から日々行える健康や予防についてのヒントを探ります。

炎症とは

私たちの体がウイルスや細菌などに遭遇したり、怪我をしたりすると、免疫システムが活性化します。

免疫システムは、炎症性細胞と、それを強化するための物質を送り出す働きを担ってくれています。

これらの細胞は、ウイルスや細菌と戦うため、または損傷した組織の治癒を開始するために炎症反応を開始します。

その結果、痛みや腫れ、発熱などが発生する可能性があります。

炎症には、急性炎症と慢性炎症があり、慢性炎症はがんや心臓病、2型糖尿病やアルツハイマーなどにも関連していることが報告でわかっています。

抗炎症効果が高い果物とは

一般的に、ほとんどの果物には病気に強い栄養素が豊富に含まれていますが、いくつかの果物は抗炎症効果が高い物として特に注目されています。

以下の果物を積極的に食べることにより、免疫力が上がることにも期待できるかもしれません。

-ベリー類。
イチゴやブラックベリー、ランベリーやブルーベリー、これらのベリー類の果物は、抗酸化作用と抗炎症活性に特に強力です。

繊維やビタミンCに加えて、アントシアニンやエラグ酸などの植物色素植物化学物質を所有しており、これが健康上の利点となっている可能性があります。

さらに研究の結果、ベリーの消費の増加と心臓病、アルツハイマー病、糖尿病のリスクの低下には相関関係があることがわかっています。

-チェリー、モモ、アプリコット、プラム。
これらの果物には、繊維質、ビタミンC、カリウム、そしてそれぞれの色に関連する植物化学物質などが含まれています。

チェリーは平均血糖値の低下とコレステロールと血圧の改善に関連しています。

さらに研究により、チェリーの摂取により運動後の痛みや痛みを軽減し、痛風発作のリスクを減らすことがわかっています。

チェリーに含まれるフェノール化合物により、炎症を軽減することが示されています。

-ブドウ。
ブドウにも、繊維、ビタミンCとビタミンK、そして強力な植物化学物質、特に赤ブドウではレスベラトロールが豊富に含まれています。

適度な赤ワインの吸収が炎症のレベルと心臓の健康と関連していることもわかっています。

ただし、健康上の利点のためにワインを飲み始める必要性はどうやらなさそうです。

-柑橘類。
オレンジ、グレープフルーツ、レモン、ライムはビタミンCが豊富であることで有名です。

また、繊維、カリウム、カルシウム、ビタミンB群、銅、フラボノイドやカロテノイドなどの抗炎症性植物化学物質も含まれています。

柑橘類に含まれる栄養素は、血中コレステロール、血糖値、血管機能の改善などの心臓保護効果があることが示されています。

-ザクロ。
ザクロの種子には、ビタミンCとK、カリウム、繊維、アントシアニンやレスベラトロールなどの強力な植物化学物質などが含まれています。

ザクロに関する研究の2020年のレビューによると、ザクロは血圧、コレステロール、血糖値を抑えるのに役立つ可能性を示しています。

まとめ

夏から秋にかけて、たくさんの種類の果物が旬を迎えます。

最近ではどんな果物も一年中手に入りますが、やはり旬の果物の方が栄養価も高い上に、市場に出回る点からも割安と言えそうです。

旬の果物を効果的に食べることで、健康と抗炎症作用、さらには免疫力アップをはかりながら、病気の予防に役立てたいものです。

日本では果物の価格の高騰などの理由もあってか、直近20年以上にわたって、それらの消費量が下がってきています。

例えば、夏のスイカを食べ物や食事で摂取することは、理にかなっているものの、重さやゴミの量が増えることなどの懸念点はあるかもしれません。

それでも、それ以上に健康や病気に役立つと考えられています。

20年以上にわたって、日本ではがんを患う人の数は高止まりした状態が続いていますが、それは果物や野菜の商品量の低迷と比例していると報告されていますので、是非、旬の果物や野菜を楽しんで日々の食事に取り入れていただきたいです。

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引用文献:
Inflammation
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