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Wi-Fiががんを引き起こす可能性がある?Wi-Fiの健康への影響は?

2025年06月02日

Wi-Fi_and_Cancer

Wi-Fiは、私たちの暮らしに深く浸透しています。
スマートフォンやパソコンを使うときには、ほとんどの人が当たり前のようにWi-Fiに接続しています。
とても便利な反面、「Wi-Fiの電波はがんの原因になるのではないか」といった不安を耳にすることも少なくありません。
実際には、どのような健康リスクがあるのでしょうか。

Wi-Fiとがんの関係は?

Wi-Fiは「電磁波(電波)」の一種です。
電磁波には大きく分けて「電離放射線」と「非電離放射線」があり、Wi-Fiは後者に分類されます。

– 電離放射線(例:X線、放射線)
DNAを傷つけ、発がんリスクを高める可能性がある。

– 非電離放射線(例:Wi-Fi、携帯電話、ラジオ波)
エネルギーが弱く、直接DNAを破壊することはない。

この違いから、Wi-Fiの電波そのものが「がんを引き起こす直接的な作用を持つ」という科学的証拠は見つかっていません。

研究でわかっていること

これまでに、世界各国でWi-Fiや携帯電話の電波と健康影響についての研究が行われています。

– 一部の動物実験では、高出力の電磁波を長時間浴びると腫瘍の発生率が高くなるという報告があります。

– しかし人間を対象にした大規模研究では、Wi-Fiの使用とがんや重い病気との明確な因果関係は確認されていません。

WHO(世界保健機関)や国際がん研究機関(IARC)は、携帯電話やWi-Fiなどの電磁波を「発がんの可能性があるかもしれない物質(2B)」に分類しています。
これはコーヒーや漬物と同じカテゴリーで、完全に無害と断言はできないが、リスクを裏づける科学的証拠は限られている、という立場です。

日常生活で考えられる影響

家庭やオフィスのWi-Fiルーターから出る電波は、国際基準に基づいて安全に規制されています。そのため、通常の生活の中で使うレベルで健康被害が出る心配はほとんどないと考えられます。

ただし注意が必要なのは、電波そのものではなく、生活習慣との関わりです。
スマホやタブレットを長時間使うことで、姿勢が悪くなったり、夜更かしによって睡眠の質が落ちたりすることがあります。
特に子どもにとっては、ブルーライトや夜型の生活が発達やメンタルに影響を与える可能性があります。
Wi-Fi自体の影響というより、デバイスの使い方や生活習慣が健康に関わってくるのです。

安心して使うための工夫

絶対に安全とは言えなくても、ちょっとした工夫で安心感を高めることができます。

– 就寝時にはWi-Fiルーターをオフにする
– スマホやPCは体に密着させず、少し離して使う
– 長時間使い続けず、こまめに休憩を取る
– 子どもの部屋では使用時間や環境をあらかじめ工夫しておく

これらは電磁波対策というより、生活リズムを整える工夫でもあります。
体を休めたり、目をいたわったりすることが、結局は心身の健康につながります。

Wi-Fi時代をどう過ごすか

今の時代、Wi-Fiなしの生活は考えにくいほど、私たちにとって身近で便利な存在になりました。
だからこそ、根拠のない噂に振り回されて不安になるのではなく、科学的な知見を踏まえた上で上手に付き合っていくことが大切です。

確かに不安を完全にゼロにすることはできませんが、現時点でわかっている科学的な結論は「日常的な使用で深刻な健康被害が出る可能性は低い」ということです。
むしろ気をつけるべきは、長時間の利用による生活習慣の乱れではないでしょうか。

まとめ

Wi-Fiの電波が直接がんを引き起こすという証拠は今のところ見つかっていません。
ただし、スマホやパソコンの長時間利用が睡眠不足や姿勢の悪化を招き、結果的に健康を損なうことは十分に考えられます。

私たちにできるのは、不安にとらわれることではなく、安心して暮らせる工夫を重ねることです。
Wi-Fiは便利で欠かせない存在だからこそ、正しい知識を持ち、無理のない形で生活に取り入れていくことが大切なのではないでしょうか。

2025年9月8日 記事を更新いたしました。

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引用文献:
Does Wi-Fi Cause Cancer?

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