健康な免疫補助の食品や食べ物に含む栄養素とサプリメント

2020年09月14日

健康の食べ物や食事

ウイルスの感染予防をしながら生活しているうちに、ほかの風邪などにかかりにくくなっていることを実感されている方も多いかもしれません。

実際のところ、私たちは常日頃、様々なウイルス、バクテリア、細菌その他の感染性物質に取り囲まれています。

感染予防のためにうがい、手洗いなどが有効な予防策の手立てとしてはさまざまなメディアでは報道されているところです。

これらは、病原菌が体内に入るのを防ぐ手段といえます。

ですが、いつ、どこで体内に侵入してしまうかわからない病原菌に対して、忘れてはならないのが私たちの体に備わる免疫システムではないでしょうか。

もし、ウイルスやバクテリアなどが体内に侵入したとしても、免疫システムがうまく作動していれば、本格的な感染が始まる前に病原体を攻撃することができます。

免疫システムを正常に作動させるためには生活習慣を整えることが大切です。
具体的には下記のような例を大切にされることがおすすめといえます。

・栄養バランスの取れた食事
・適度な運動
・十分な睡眠
・腸内環境を整える
・ストレス管理
・不平不満よりも感謝の多い生活
など。

 

これらはすべて、強力な免疫応答にとって重要なことと言えます。

中でも主要な栄養素をしっかり摂りながら食事をすることにより、病原菌感染のリスクと重症度を軽減し、迅速な回復をサポートする可能性があります。

特に免疫応答をサポートする6つの栄養素について説明します。

ビタミンC

健康な免疫反応を得るためには、ビタミンC(アスコルビン酸)の十分な摂取は不可欠です。

ビタミンCを多く摂取することにより、風邪をひく割合が低下する可能性があります。

また風邪、インフルエンザ、肺炎などの病気になると体内でのビタミンCの必要量は劇的に増加します。

健康な人の場合、毎日100~200mgほどのビタミンC摂取で十分ですが、病原菌に感染すると、その10倍もの用量が必要になる場合があります。

感染症と戦うために、ビタミンCがそれだけ必要となるためです。

ビタミンCを含む食べ物や食事では、かんきつ類、イチゴ、ブロッコリー、小松菜などの野菜や果物類に豊富に含まれます。

 

ビタミンD

ビタミンD欠乏症は、すべての年齢層に広がっているとの報告があります。

特に日光を浴びる機会の少ない人にとっては深刻な問題となり得ます。

ビタミンDの摂取が十分でないと、様々な感染症への感染リスクが高まります。

たとえば、上気道感染症(インフルエンザや肺炎)、中耳炎、尿路感染症、感染性肝炎などです。

ビタミンDを含む食べ物や食事は、魚や肉類、卵、乳製品をはじめとする食品に含まれますが、紫外線を適度に浴びることによっても合成できます。

 

亜鉛

亜鉛は、健康な免疫細胞の機能と感染に対する抵抗力に不可欠な微量ミネラルの一つです。
ウイルスの侵入を阻害し、ウイルスを増やす能力を低下させるなどの抗ウイルス効果を発揮します。
一般的な風邪において、発症から24時間以内に投与すると、症状の持続時間を短縮するのに役立つとされています。
亜鉛を含む食べ物や食事として、牡蠣、レバー、ウナギ、もも肉、ホタテなどに含まれます。

 

セレン

セレンは、体の抗酸化防御システムの要と考えられています。
セレンレベルが不十分な場合、免疫細胞を損傷する活性酸素種を浄化するグルタチオンペルオキシダーゼという酵素量が
低下する可能性があります。
これにより、免疫応答が損なわれ、ウイルスが体内で増加することとなります。
特に、HIV、C型肝炎、インフルエンザAのウイルスに関して特に感受性が高まることが分かっています。
セレンを含む食べ物や食事では、魚介類、ブロッコリー、ニンニク、ねぎなどに含まれます。

 

緑茶カテキン

私たちの身近な飲料である緑茶も免疫システムの強化につながります。
緑茶に最も多く含まれるカテキンであるエピガロカテキン-3-ガレート(EGCG)は、多くのウイルスを阻害するとされています。
EGCGを摂取することで、アデノウイルス、エンテロウイルス、B型およびC型肝炎、HIV、ヘルペス、インフルエンザ、およびロタウイルスなどを
抑制できるとされています。

 

プロバイオティクス

おなじみのプロバイオティクスも、もちろん細菌などの感染から身を守ります。
腸内細菌叢のバランスが崩れると、胃腸感染症だけでなく、気道感染症のリスクも高める可能性があります。
研究では、ラクトバチルス菌の投与が腸と呼吸器の免疫反応を刺激し、ウイルスに関連した肺の損傷を軽減することが示されました。
またビフィズス菌も、ウイルスおよび細菌感染に対する免疫応答において特に重要な役割を果たします。
プロバイオティクスを含む食べ物や食事には、ヨーグルトやキムチ、味噌などの発酵食品が挙げられます。
一つの種類や食べ物や食事だけでなく、いろいろな種類のプロバイオティクスを摂取することをおすすめします。

このように、免疫システムの強化には複数の食べ物や食事に含まれる栄養素が必要ですが、栄養素はそれぞれが相乗的な役割を果たします。
ウイルスや細菌などの感染性微生物は、常に居心地の良い家を探しているため、軽度の栄養不足であっても影響を受けやすくなります。
大切なことはバランスよく食べることです。
食事は楽しいものですが、これからは口に入れるもの一つ一つに意味があることを意識して食べることも必要ではないでしょうか。

 

情報源:

Keeping Your Immune System On Guard

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