鉄分不足や欠乏原因と鉄分の食事から鉄分栄養素サプリメント補給の注意点

2020年03月06日

鉄分不足や欠乏を気にする人が多いのが日本といえます。

では、鉄分不足や欠乏の原因は何が考えられるのでしょう?

また解決に向けて鉄分を食事や栄養補給にする注意点とはどんなことが報告されているのでしょうか。

なぜ鉄分不足や欠乏?原因の例とは?:

日本では、とりわけ多くの女性からは、随分以前から鉄分不足や欠乏の心配を耳にすることが多いように思います。

日本に限らず、世界的に鉄分の欠乏性貧血は一般的な微量栄養素欠乏症の1つとして考えられていますが、それでも日本は群を抜いてその点を気にしているように感じられます。

貧血イコール鉄分不足みたいなイメージが大きいことが原因になっているのでしょうか?

では、どんな食べ物や食事をすれば鉄分の栄養素が不足したり欠乏の原因につながりやすいと言われるのでしょうか?

・カフェイン:

コーヒー、紅茶、お茶類、チョコレートなどに含まれるカフェインで鉄分の吸収が制限されることが報告されているようです。

・牛乳と乳製品:

鉄分と牛乳をはじめとする乳製品がどのように結びついているか気になるところです。

報告によると、カルシウムが添加された牛乳やヨーグルトをはじめとする乳製品の食べ物や食事では、鉄分の吸収を制限したり、阻害したりするようです。

・食物繊維:

食品の中でも食物繊維が豊富な食べ物や食事で、とりわけ全粒粉を使用する食品は、鉄分の吸収がされにくくなることが報告されています。

・加工食品:

特に上記に紹介したカフェイン、牛乳や乳製品が多い加工食品が注意したい食品ということです。

・過度な胃酸調整クスリ:

クスリは頼りにしたいものですが、過度な適用は注意も必要です。

胃酸を下げる胃酸調整のクスリも過度に摂取すると、胃が酸性に傾く原因となって、それが鉄分をはじめとするカルシウムビタミンB12などのビタミンミネラル栄養素の吸収を制限したり阻害する原因にもなるようです。

では、鉄分の吸収がしにくいことが原因であったり、鉄分不足や欠乏原因を補うための鉄分栄養素やサプリメントで補給すれば良いと考えられがちです。

鉄分単体の栄養素は特に、簡単に沢山補給して良いというものでもありませんし、下記のような注意点も存在しています。

鉄分栄養素サプリメント補給の注意点:

鉄分栄養素が過剰になりやすいと考えられます。

一般的な食べ物や食事でも鉄分は栄養摂取しやすいと考えられています。

鉄分だけを摂取する場合は、かかりつけの先生に相談されてから摂取されることがおすすめです。

特に鉄分単体を長期間にわたって補給する場合は注意が必要といえそうです。

また、空腹時に多く摂取した場合、吐き気、下痢、胃の痛みや腹痛などの症状が出る場合も報告されているようです。

食べ物や食事の中に牛乳や多いカルシウム栄養素、豊富なカフェイン、全粒粉の食べ物の場合は、鉄分が阻害される原因にもつながるかもしれませんので注意点といえそうです。

できる限り、一般的な日本の食べ物や食事から鉄分を摂取することが安心につながると言えるのではないでしょうか?

情報源:
医療の国立図書館(National Library of Medicine)2019年
https://medlineplus.gov/ency/article/007478.htm

J Trace Elem Med Biol.
2018年9月;49::8~12

Int J Vitam Nutr Res.
2010年10月;80(4-5):293-9

Curr Gastroenterol Rep.
2010年12月;12(6):448-57

 

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