ミルクシスルとシリマリンと肝臓の健康

2015年06月30日
健康カップル

ミスクシスルとシリマリンと肝臓

 

ハーブのミルクシスルエキスのシリマリンというと、しばしば肝臓病の手当てに使用されて長年にわたり継承されてきた自然界の恩恵の1つの例といえます。

 

医療としても、他の栄養素と共に、第二型糖尿病やC型肝炎をはじめとする改善のためのハーブとして用いられることが多いようです。

 

近年発行された医療専門誌のケース・ジャーナルによると、ミルクシスルやシリマリンは肝臓がんの治療に有益の可能性があるとも報告されていましたが、欧米諸国を中心とした報告が多い中で、アジアの報告書もありましたので、ご紹介いたします。

 

台湾にあるE-Da病院のヨーセンチェン医学博士と同僚が、医療誌のケース・ジャーナルに伝えたケースでは、66歳で肝硬変と肝炎の跡に11センチ程度の大きさの腫瘍が肝臓にある男性の例が紹介されています。

 

2006年3月にその患者さんは同病院内で、生体組織検査や他の検査や治療法も拒否し、その代わりとして毎日450mgのミルクシスル(ミルクシッスル)抽出のシリマリンを毎日摂取し始め、同時にチェン博士と同僚は定期的な確認検査と超音波を使用した画像をおこなうことで互いに同意したのだそうです。

 

同年12月には11センチあった肝臓の腫瘍は4.6センチほどの大きさに縮小し、それ以降では縮小が観られなかったことから、翌年の5月に肝臓内に残っている腫瘍についての摘出手術をすることで合意。

 

予定通り肝臓内の腫瘍摘出手術が行われ、術後20ヶ月以上経過した後でも様態も良く、再発の兆しが見えなかったとチェン博士が報告しています。

 

研究者らの記述によると、ミルクシッスルのハーブから抽出されるシリマリンのサプリメントを使用する肝臓がん軽減レポート1995が発行されているとはいえ、がんの状態でさまざまな軽減を見せることについては稀と書かれています。

 

 

Hsu CY, Sun PL, Chang HC, et al. Spontaneous regression of advanced hepatocellular carcinoma: a case report.

Cases Journal, 2009;2;6251

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