「寒暖差疲労」におすすめの食事や生活習慣?

2024年01月04日

冬の季節の体調管理と健康

寒くなってくると、気温の変化や暖房のきいた室内と外の気温との差などから体調不良を引き起こす人も多くいるのではないでしょうか?

特に頭痛やだるさに悩む人も多く、このような症状は「寒暖差疲労」と呼ばれています。

寒暖差疲労を予防または緩和するためのコツや、食事や栄養素などを探ります。

寒暖差疲労と関係する自律神経?

寒暖差疲労の原因は、自律神経の乱れにあるとも言われています。

自律神経とは、人の体で無意識で働く内臓などに関わる神経のことで、自分の意志ではコントロールできない神経です。

自律神経のうち交感神経は緊張状態のときに、副交感神経はリラックスしたときに優位になることで知られています。

人は交感神経と副交感神経を持つ自律神経の働きで、気温などの環境が変わっても体温を一定に保つことができることで知られています。

このうち、外気温の変化をうけ体にストレスがかかると交感神経が優位になり続けるなどして、体調を崩してしまうことがわかっています。

私たちは一般的には、若いうちには副交感神経の働きが良いため多少バランスが崩れてもリカバリーすることができます。

ただし年齢を重ねるにつれ副交感神経の働きが低下し、自律神経のバランスを崩してしまう方が多いようです。

自律神経の乱れによる体調不良は、生活習慣や食習慣の改善によって緩和される可能性があるようです。

寒暖差疲労と食事

腸内環境が悪いと自律神経のバランスが乱れると言われます。

緊張したときにお腹が痛くなったりすることでもわかるように、腸は自律神経の働きにもとても影響しやすいようです。

便秘などで腸内環境が悪化すると、自律神経もその影響を受けることにより、寒暖差でだるくなったり頭痛を感じたりしやすくなることにつながるようです。

そのため、寒暖差疲労を緩和するためにも、腸内環境を整える食生活はとても大切です。

腸内環境を整えるためには、食物繊維をたくさん撮ること、プロバイオティクス入りの発酵食品を大目に摂ること、水分補給をしっかりすることを意識してみましょう。

特に、なるべく若いバナナをよく噛んで食べることもおすすめのようです。

また、アルコールや体を冷やす食べ物は避け、根菜類や白湯、ネギやショウガ入りの飲み物など、体を温める食事をとることもおすすめです。

ビタミン、ミネラルなどの栄養をたっぷり取り入れて免疫力を強化することも、自律神経の乱れに負けないカラダに近づく方法の一つです。

必要に応じて、マルチビタミンミネラルプロバイオティクスのサプリメントを取り入れることも良いかもしれません。

寒暖差疲労と運動

自律神経の乱れには、日ごろから身体を動かす習慣をつけることもとても大切なようです。

ただし、それほど激しい運動が必要というわけではないようです。

体を軽く動かす習慣をつけることで血流が促され、自律神経に良い影響を与えると言われています。

例えば軽くストレッチをしたり、普段より少し多めに歩くということも良いかもしれません。

また、血流を促すという意味ではお風呂にゆっくりつかることや、肩や首などを回したり軽くマッサージをすることなども有効かもしれません。

寒暖差疲労と睡眠

自律神経を安定させ寒暖差疲労から身を守るには、質の良い睡眠が欠かせません。

そのためにも、一日の終わりに眠りにつきやすくなるような生活が大切と言えそうです。

朝は規則正しく早起きをして朝日を浴びたり、日光浴をしたり、午前中に外で掃除や散歩などをおこなうことは理にかなっていることが報告されているため、おすすめといえます。

また、夕食を食べてすぐになると眠りが浅くなると言われていますので注意が必要です。

夕食はできれば夜8時ごろまでには済ませ、スマホなどを見ずにゆっくりと眠りに入れるよう心がけましょう。

寒暖差疲労を緩和し、冬を元気に乗り越えたいですね。

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引用文献:
NIKKEI STYLE(健康・医療)
「自律神経を整える習慣・運動・メンタル」順天堂大学医学部教授 小林弘幸著

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