糖質制限のケトダイエット又はケトジェニックダイエットの効果と自己免疫疾患

2018年05月09日

食べ物と健康

糖質制限を中心にした食べ物や食事療法によるダイエットが、ここ数年前頃より日本でも流行っています。

糖質制限を考えたケトジェニックダイエット又はケトダイエットによる効果についても報告されているようですが、近年増えてきているといえる自己免疫疾患との関連性についても注目されているように思います。
糖質制限とケトダイエット(ケトジェニック)ダイエット:
私たちの身体の中では、食べ物や食事で体内に取り入れた食物や栄養素の中から、脂肪をエネルギーに変換することによって元気な生活を送っています。
近年問題になっているのは、その脂肪が食べ物や飲み物、あるいは食事から多く摂取し過ぎたり、取り入れたそれらの栄養素を十分に使ったり代謝できていなかったり、運動不足だったりすることなどの原因によって、脂肪が体内に蓄積されることで肥満や疾患につながっていることではないでしょうか。

そのような理由からも糖質がエネルギーに変換される源になっている糖質を制限するいわゆる糖質制限ダイエットが流行っているといえます。
糖質を制限することによって、脂肪は付きにくく、食べ物や食べ方の選択などによっては筋肉を落とさずに済むことからも結果が出やすいことでも知られているところです。

ケトダイエット又はケトジェニックダイエットというのは、その糖質を制限することでケトン体を作っていくことで蓄積されている体内の脂肪を効率よくエネルギーに変換しやすくすることで、脂肪を落としやすく痩せやすい体質を作り上げるダイエット方法といえます。

ケトジェニックダイエットを取り入れる他のメリットとして言われているのは、病気になりにくい体質にする予防効果への期待です。
ケトジェニックダイエットではケトン体をつくるために砂糖類をはじめとする糖質や、最終的に変換される炭水化物類を含む食べ物や食事で制限することを意味します。
炭水化物類や糖質を制限することは、長期間はおすすめされないものの、短期間であれば体内で発生している痛みをはじめとする炎症を発生しにくくすることも考えられます。
また、体内に腫瘍があるいわゆるがんなどの疾患においても、腫瘍を成長させるためのエサが糖質のために成長を制限することが可能性として考えらえています。
また近年日本でも増えている自己免疫疾患にも効果が期待できるともいわれているようです。

自己免疫疾患とは:
私たちの身体は、外部から体内に異物が入ってきた場合には、それらを正しく認識して必要に応じて排除できる働きを持っていることがわかっています。
いわゆる免疫と呼ばれる系統の組織が反応を示してくれることで成り立っているといえます。
自己免疫疾患の場合には、その範囲を超えて過剰に反応をすることで、自らの抗体に反応をし、免疫組織にまでも攻撃を加えてしまう症状で、俗にいうところの免疫寛容の破綻と呼ばれる症状です。

自己免疫疾患の4大原因:
自己免疫疾患の4大原因ともいわれる要素は下記のとおりです。
1. グルテンをはじめとする炭水化物類や糖質とアレルゲン物質。
小麦類を多く含むパンや麺類は炭水化物の代表ともいえますが、それらの中にグルテンは多く含まれています。
2. 感染
3. 化学物質
4. ビタミンやミネラルをはじめとする栄養素の不足
特に1番に挙げられている、グルテンをはじめとする炭水化物類や糖質と自己免疫疾患との結びつきについては多くの報告があることでも知られます。
糖質制限ダイエットあるいはケトジェニックダイエットと自己免疫疾患を結びつけるには、自己免疫疾患の原因を知ることが求められますが、そのグルテンについては特に相互関係の可能性があるかもしれません。

ケトジェニックダイエットについては賛否両論ではありますが、良い点として知っておく分には良いと思います。
更なる研究や報告が出てくることが期待されているところではないでしょうか。

 

参考にした資料:
Mechanism for the induction of autoimmunity by infection agents.
Journal of Clin. Invest. 2001 Oct;108(8)1097-1104

ケトエッジサミット米国開催2018
2018年5月8日 ピーター・オズボーン博士へのインタビューより

おすすめの関連記事:

食物不耐性やアレルギー反応の予防におすすめの食事や生活習慣

痛みを伴う線維筋痛症の共通する原因と症状改善のヒント

睡眠の質を自然に上げるのに役立つ朝の時間の過ごし方のおすすめ

認知症は食べ物や食事に含まれる栄養素で予防が可能の可能性

自己免疫疾患や膠原病に分類されるループス狼瘡の共通症状や初期症状

 

オンラインショップ