慢性疲労と関係する添加物

2014年10月03日

健康

 

 

慢性疲労やアレルギー等の原因の1つと伝えられているのが、私たちの体内の奥深くに入り込んでいると表現できる人工的な添加物や加工助剤であることがわかっているのだそうです。

それらの人工的につくられた成分がアレルギー体質や慢性疲労や副腎疲労の数を年を追う毎に増加していることと、疾病や医療費とのつながりも無関係とはいえないのではないでしょうか。

 

便利な生活や食材と添加物:
日本は長きにわたり経済発展を見事に遂げてきた大国であることは間違いありませんが、便利な生活になったことと引き換えに犠牲になっているものも考えられます。
手軽に簡単に安く食事にありつける近代では、私も含め多くの方が忙しさを理由にいとも簡単に手を伸ばすことのできる環境が整っている時代といえます。

新鮮に見える野菜、カットされていても変色しない食材、時間が経ってもカリッとしたままのおいしさ、容器の中に沈殿せずに濁らずに美味しそうなそのままを維持できる飲料・・・
添加物の働きの便利さは目を見張るものがあると同時に慢性疲労や副腎疲労などをはじめとする未病や疾病とのつながりがどの程度あるのか明確には知らされていません。

研究報告の中にはそれらの食材にビタミンやミネラル等を含まないだけでなく、逆に亜鉛やマグネシウムをはじめとする微量栄養素の働きを阻害することが慢性疲労や副腎疲労につながっている可能性を指摘する発表もあります。
例えばミネラルの一つとして知られる亜鉛は微量栄養素といわれるだけに、一日に数十ミリグラムの摂取で健康を維持できる反面、亜鉛が欠乏することで糖の低下作用と関わるグルコース(血糖)やインスリン等ホルモンとも関わる栄養素であることが知られています。

 

人工添加物と腸内細菌や肥満:
最近拝読したいくつかの研究報告の1つは人工甘味料と肥満に関してのものでした。

広く販売されている飲み物の多くに添加されるサッカリンやコーンシロップをはじめとする人工甘味料が代謝や健康維持、免疫力等とも大きく関係する腸内細菌のバランスを意図的に崩すこと、血糖値が下がりにくい状態をつくることで糖尿病に似た腸内状態にすること等がイギリスの有名な科学誌であるネイチャー誌にイスラエルの研究チームが発表したと2014年9月18日の東京新聞に報じられていました。

人工甘味料は砂糖の数百倍もの甘さを誇る便利な味付け剤で、カロリーを抑えたキャッチフレーズでダイエット向け飲み物や食べ物には重宝される添加物であることは間違いありませんが、慢性疲労や副腎疲労、肥満、糖尿病リスクを上昇させることはわかりません。

十分な睡眠を確保しても、休日の後でもなかなか疲れがとれない、朝から何となく調子が良くないことがある等は慢性疲労と診断される可能性も含んでいます。
気になる方は、添加物との関係を考え直す良い機会にしていただけたらと思います。

 

参考にした情報源:

東京新聞

2014年9月18日

科学誌ネイチャー誌にイスラエルの研究チームが発表した記事について

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