慢性炎症の見分け方と予防や改善のおすすめ

2016年05月02日

 

慢性疲労

慢性炎症というと人ごとのようについ思ってしまいますが、日本にも多いアレルギー症状や、肌のトラブルやむくみ、食後のだるさや眠気を含む慢性的な疲労、続く便秘や下痢などは慢性炎症の症状の1つで知られます。

意外にも慢性炎症の症状に当てはまることが多いことに驚く人も多いと思いますので、良く知られる見分け方の症状例と予防と改善のおすすめのヒントをお知らせします。

 

慢性炎症によく見られる症状例:

1. 消化について:ガスやゲップ、便秘や下痢になりやすい。

体内で炎症が発生していると食べた者の消化や吸収がスムーズに行なえない事があり、消化が十分にされていない時はガスやゲップが出やすく、消化がされずにそのまま排便されるのが下痢の症状の1つで、特に食べた後にすぐにお腹を下すような場合は十分に消化されていないサインといえます。

一方の便秘はその反対で、食べたものが出ずに体内に蓄積されている状態のため、慢性炎症につながりやすい状態といえます。

 

2. いつも疲れていたり、寝不足感が残る。

誰しもが疲れている状態が続くことがあるのではないでしょうか。

それとは別に休んだ後や、ちょっと動いただけでも疲れやすい場合、朝から疲れが溜まっている状態が続いている場合は体内のどこかで慢性的な炎症が発生している可能性もありそうです。

 

3. 食べてからしばらくすると眠くなったり、ボーッとして思考能力が低下したり、食べても満たされずにまた食べたくなる場合は、高血糖値も含めて留意が必要とされます。

血糖値が上がりやすい場合は、体内の臓器に負担がかかりやすい状態となり、炎症が出ている場合は、脳にも影響が出やすいことでも知られています。

糖尿病の前段階と糖尿病になっている人の割合は米国では、既に成人では2人に1人ともいわれ、慢性炎症で多い例の1つに数えられています。

 

4. 食べ物を食べた後に限らずにボーッすることが多かったり、気分の上下があったり、うつ症状が続く場合も慢性炎症の症状の1つとして報告されています。

誰でも一時的にストレスがかかって、不安症をはじめとする体調不良や睡眠障害に陥ることは自然なことのように思います。

それらの状態が続く場合は慢性炎症にもつながることがあるために留意したいものです。

 

5. 食べ物や日用品、季節によってなど、アレルギー反応が出る。

涙目や鼻水、偏頭痛などのアレルギー症状や、何かを食べた時にアレルギー反応が出る場合、洗剤やスキンケアなどの日用品に反応が出る場合は何かの慢性炎症である場合もある可能性があり、化学物質過敏症や過敏性大腸炎、長く続く花粉症も炎症の1つで知られています。

 

6. お腹周りに脂肪が多いことも残念ながら、慢性炎症の疑いとされるようです。

肥満の人口が3人に2人とも言われるアメリカでは、上記の糖尿病だけに限らず、自己免疫疾患、自閉症、認知症、アルツハイマーなどに発展する人の割合や予測が報告されており、知ってしまうとそれこそ心配症に陥るかもしれません。

なんとかつきすぎた場合のお腹周りの脂肪を落として肥満人口を減らそうと、多くの取組みがなされているところです。

 

7. 湿疹や肌の赤み、酒さ、乾燥肌をはじめとする肌荒れも慢性炎症の1つとして伝えられています。

肌は体内の臓器の現れと言われると共に、一番大きな臓器とも言われています。

 

8. 歯周病が長い場合も注意が必要なのだそうです。

口の菌は腸内細菌や腸内フローラ、身体を覆う微生物のマイクロバイオームの症状が出やすい場所が口内環境といわれます。

腸内の菌を反映したものが口内の菌であると考えると、歯周病も無関係と言えない状態にありそうです。

 

9. 顔にむくみがある場合も、慢性疲労にもなりやすく、体内で慢性炎症が発生している可能性があることで知られます。

 

上記が、良くいわれる慢性炎症の症状例ですが、予防やその改善におすすめされていることは沢山存在していることが救いといえます。

詳細はまたの機会にするとして、列挙すると、予防や改善のためのおすすめ例として、食べ物では加工食品や炭水化物を制限しながらビタミンミネラルが多い野菜や果物、良質な脂肪でアミノ酸のたんぱく質、乳酸菌プロバイオティクスを豊富に含む発酵食品を増やすことなどが挙げられます。

食べ物以外では、太陽の光に良く浴びる、睡眠を7〜8時間強程度とる、歩くなどの運動を行なう、抗生物質やステロイド剤、鎮痛剤などの薬に頼りすぎない、日用品などにも含まれる化学物質を制限するなどがよく紹介されているところです。

 

 

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