認知症やアルツハイマーになりやすい理由と予防のヒント

2016年05月06日

脳の健康

アルツハイマー病や認知症を患いやすい人の食べ物や食事、生活環境には共通点があるようです。

日本でも増えている認知症やアルツハイマー病をはじめとする脳についての病気や症状ですが、その改善や予防のためにおすすめされる食べ物や生活のヒントについても報告されています。

 

当たり前のことですが、私たちの身体は日頃食べる食事で作られ、その影響は身体にも出てきます。

正しい考えをし、正しい決断をすることができるかは何を食べているかによって脳が判断することになります。

認知症やアルツハイマー病のような脳に関わる病気や症状についても同様で、日頃の食べ物や生活環境を見直すだけで70%ものリスクを下げることができると世界的に知られる脳の専門家で医学博士のダニエル・エーメン氏は報告しています。

 

彼の30年以上の経験から、認知症やアルツハイマーの症状や病気を診る際に行なう問診票には下記のような確認事項が含まれているようです。

・煙草を吸うかどうか

・高血圧かどうか

・体重過多、肥満

・身体を動かしているか

・太陽の光を浴びているか

・高血糖、糖尿病前段階、糖尿病か

・LDLコレステロールが高いか

・一週間にアルコール飲料を10杯以上飲むか

・果物や野菜を1日少なくとも5品食べるか

・うつ病や抗うつ薬の使用

・学ぶ事をしているか

・炭水化物の摂取量

など

 

日本政府の発表の中に果物と野菜の生鮮食品においての一人当たりの摂取量は直近20年で下がり続けていることの報告があります。

加えて、パンや麺類など炭水化物や加工食品を食べる機会が増えていることは、認知症やがんなどの症状や病気を増やす要因になっていると考えられています。

アメリカでは死因のトップががんだった時に政府の指導で野菜や果物をはじめとする食べ物の摂取量を増やす運動を行なった結果、がんによる死は一位ではなくなりました。

 

最近の報告では、パンや麺類をはじめとする炭水化物中心の食事では認知症やアルツハイマーになるリスクは400%上がると伝えられています。

米国においての調査ですが、1987年からうつ病は400%増加し、アメリカでは5000万人もの人がうつ病で辛い生活を余儀なくされていると報告され、高血糖や糖尿病前段階あるいは糖尿病においては人口の50%と推測されていることもあり、専門家の多くは予防に大きく舵を切りはじめていることを肌で感じます。

 

認知症やアルツハイマー、その他の病気予防におすすめの食事や生活:

70%植物由来、30%たんぱく質がアメリカではおすすめされていますが、日本人の身体は炭水化物を彼らよりも消化吸収することができるようですので、同じように見るわけにはいきませんが、近年の野菜や果物摂取量の低下は著しいことからも和食を中心として野菜や果物を増やすことが良いように思います。

増えすぎた身体に悪い油の摂取の代わりに魚に含まれるオメガ3脂肪酸やエゴマ油や亜麻仁油、ごま油、オリーブ油に見直すことだけでも認知症やアルツハイマー病のリスクを42%も下げることができると2012年にメイヨークリニックは報告しています。

パンや麺類が食事の中心になることは報告にもありますように、400%も認知症をはじめとする疾患のリスクを高めてしまう為に留意が必要といえます。

その他に、睡眠を7〜9時間取ったり、太陽の光を十分に浴びたり、毎日お水を飲んだり、また社会的につながるということなども、おすすめされています。

 

 

 

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