健康食品スコアのおすすめ

2014年09月14日

健康ダイエット

アメリカにみる肥満とダイエット:

日本以上にはるかに医療費や治療費が高くつくことが一般的な国がアメリカと言えます。

そのような国では、予防に力を注いでいるはずという前提があるのではないでしょうか。

残念なことに原因はともあれ、アメリカの現状を観ると次から出ては消えていくいくつものダイエット法をしり目に、肥満の数は今や3人に1人以上の人が肥満と診断されているのが現状です。

肥満傾向にある場合には、食事の改善と運動によるダイエット、場合によってはカウンセリングによるセラピーを勧められることが少なくありません。

子供においても全体の3割以上が肥満で、アメリカ政府は公立の学校や施設から砂糖を多く含むスナック類や清涼飲料水の販売の自粛や食品の表示内のカロリー部分をもっと目立つように記載することを求めています。

国連においても世界的な不健康食品の影響に耐え切れず、今春にたばこよりも健康被害を拡大しているとしてジャンクフードをはじめとする不健康食品に対して各政府は課税を強める等の策を講じるように推奨する文面が発表されました。

日本でも大人子供に限らず、肥満の数だけに限らず医療費自体も増えており、他人事ではなくなってきているのが現状です。

 

子供の自閉症や初潮時期:

肥満だけにとどまらず、アメリカでは今年になって子供の健康状況についての重大な指標が発表されました。

数年に一度方向される子供の自閉症の数が直近二年で33%上昇し、ドイツ政府の発表では10代の女の子の初潮年齢が1920年の約100年前と2010年を比較すると4.1歳の差が生じているというものです。

1920年の女の子の初潮時期の平均は14.6歳で、2010年には10.5歳と低年齢化が明らかになりました。

子供をとりまく環境が様変わりしている様子がうかがえ、良くするも悪くするも一番大きな要因は食べ物であり、人は食べたものから形成されるからです。

 

栄養価と食品ピラミッド

なかなか改善されていかない健康への道のりから、アメリカの栄養関連専門家や医学博士らは政府が打ち出してきた栄養価の食品ピラミッドの見直しをおこなうところが出ています。

日本もしかりですが、食品ピラミッドの一番下には一番多く摂取すべき食品群である米やパン、麺類等が名を連ねてきましたが、そもそも本当にそれで良いのかという疑問が生じています。

 

健康食品スコアのおすすめ

おすすめの健康食品スコアとして増えてきているのが、食品毎に点数を付け、健康食品と不健康食品の区別を明確化することです。

具体的な数値を指標にすることで健康的な食品の摂取量を増やすと共に、不健康な食品を減らすことが簡単にわかるという考えが基になっています。

栄養素密度の数値化でアメリカ国内で最も知られる家庭医の1人のファーマン博士は、下記のように数値化、あるいは可視化をしてわかりやすいくされています。

例えば、ケールや芽キャベツ等を高い栄養密度であることから90~100と位置づけられています。

他にも下記のように数値で可視化がなされています。

チンゲン菜85、

ホウレンソウ82、

キャベツ59、

ロメインレタス45、

たまねぎ37

など。

 

一方で低いスコアの例としては、下記のようなものを不健康食品として位置付けされています。

コーラ-10、

ポテトチップス-9、

低脂肪チェダーチーズ-6、

赤身85%牛ひき肉-4、

精白パスタ1、

卵1、

精白パン1

など。

 

ただし、一点だけ気に留めておきたいのは、ファーマン博士はベジタリアンとしても知られています。

そのために、可能性として考えられるのは、野菜類の健康食品スコアが高くなりやすい傾向にあることも考えられるということです。

 

日本の現状

日本ではアメリカのように例えば人工的に添加された発癌物質のトランス脂肪酸使用量は気にするほどの消費量ではないために規制が無い、あるいは他では前例がない、関連組織による反発が強い等の理由から個々に健康管理は委ねられることが非常に多く、積極的に情報を取りに行ける人や家庭は良いにしてもなかなかそのような環境にはないために益々二極化が進むことが考えられます。

他国が出す指標を観る限りでは日本においても病気の低年齢化は例外ではない状況下にあると思いますので、まずは個々が興味を持つことが大切といえそうです。

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