脳障害予防と活性化は不足しやすい栄養素

2017年07月24日

脂質

 

脳障害を予防するために脳を活性化した状態にすることは、不足しやすい栄養素を知って食事栄養素で補給しておくことがおすすめ。

特に脳と関連する栄養素の例を含めて専門家からの報告を基にヒントを探ります。

 

日本でも増えている脳に関連する障害で知られる症状や疾患例として下記が挙げられます。

精神不安定、不眠症、うつ病、アルツハイマー型認知症、パーキンソン病、脳の筋肉が萎縮するALS、自閉症、ADHD、脳梗塞など。

上記のいくつかは近年になり、とりわけ増加している障害や疾患もあります。

日本のメディアでも認知症についての報道は良く見かけますし、関心の高いニュースとして取り上げられることも少なくありません。

国が代わってアメリカに行けば、最近のニュースでの話題の1つはADHDや自閉症といった子供にも関係する報道も増えています。

同国においては640万人もの子供が4〜17歳の年齢の期間中に少なくともADHDと診断されていますし、直近8年間の間だけでもADHDと診断されている人の数は42%増えていることも報告されています。

女性の約45%の人は60歳までに一時的な精神不安定やうつ病、睡眠薬の薬のお世話になった経験があるとの調査報告もあります。

男性12.9%は人生の中で一度は多動症をはじめとする注意や行動に関係する障害と診断されることが報告されています。

 

脳に関係する障害や疾病については水銀や鉛、化学物質やホルモンなどについての関わりが報道されるものの、一番の要因となっているのは食べ物であることが一般的な業界による理解のようです。

水銀や化学物質は別として、ホルモンに関係するものとしては、セロトニン物質が低い場合に脳に関わる障害も発生することがあるようです。

報告によるとうつ症状を持つ17%の人はセロトニンの値が低いとされています。

また性別で比較した場合には、男性よりも女性の方がセロトニンの値が低くなりやすいようで、セロトニンや脳に関わる代謝障害の95%は女性であることも報告されているようです。

近年アメリカで多発している銃を利用した事件の多くは、セロトニンの数値が低くなっていたり、栄養素としては亜鉛ビタミンB6、銅をはじめとす栄養素が不足していることが共通していると報じられていました。

 

亜鉛とビタミンB6不足の共通点?:

亜鉛とビタミンB6、銅などの栄養素が食事によって十分に補えていない場合が続くことによって精神的な不安定、うつ症状、不眠症等になりやすいことが共通点として報告されています。

実際に精神的に不安定な場合、うつ症状や不眠症になっている期間中に栄養素を測定すると、亜鉛やビタミンB6の栄養素の値が低いことが一般的といわれます。

それらの栄養素を比較したある調査のよると、健常者の場合には全体の10%程度の人が栄養素不足であるとした場合に、脳に関係する障害や疾患として認識されるものとして下記の数値が報告されています。

・精神疾患の子供を抱える親の25%

・統合失調症の30%

・アルコール中毒の40%

・精神疾患と診断される人の40%

 

ビタミンB6と亜鉛の栄養素の働き:

ビタミンB6の栄養素は脳内伝達物質で別名を幸せホルモンとしても表現されるセロトニンを作り出す働きがあることが報告されています。

ビタミンB6が減ることで免疫力や精神的な状態、行動力も低下することでも知られます。

亜鉛は脳内になる有害物質を排出するデトックスの役割を担うことが報告されています。

亜鉛の栄養素が減ることで感情的なコントロールがしにくくなることでも知られています。

ビタミンB6と亜鉛の栄養素の両方が不足している場合には精神的に不安定になることで脳の活性化がしにくいことからもうつ病や睡眠障害などに発展する確率が高まることが報告されています。

それらの栄養素は伝統的な和食に豊富に含まれているという点と、加工食品には含まれていないことが共通点であることからも食事の中で留意しておくことがおすすめです。

 

参考にした情報:

The Anxiety Summit(米国開催の心配や不安に関して専門家へのインタビュー)

ウィリアム・J・ウォルシュ Ph.D.

2016年6月15日

 

ヘルスラインcom(英文)

数字によるADHD:事実、統計、そしてあなた

アクセス日:2017年5月28日

 

情報ページ:ビタミンB6とは?

 

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