熱中症や異常な暑さを感じる時に体温を下げるためのヒント

2023年08月02日

暑さと健康

世界中で気温が上昇し、今年は例年以上に暑い日が続いています。

このような気温が続くと、体への影響も気になりますね。

特に、熱中症が心配という方も見えるかと思います。

また、熱中症以外でも体温の上昇が気になる状況もあるかと思います。

体温を下げるのに役立つヒントを探ります。

体温を下げるためのヒント

1.冷たい飲み物を飲む

水やお茶でもより冷たい液体を飲むと、体の内部を冷やして体温を下げることにつながります。

また、水分を定期的に摂取することにより、体温が上昇する脱水症状を防ぐこともできるため、暑いと感じる前に水を飲むことが大切です。

2. 涼しい場所へ行く

当然のようですが、温度の低い場所に移動すると、体温を下げることができます。

屋外から屋内へ、屋内でも屋外でも、できるだけ涼しい場所を探して移動することを心がけましょう。

3. 冷たい水に入る

可能であれば冷たい水に入ったり、冷水を体に当てたりすると、体温が下げることができるようです。

さらに、濡れた体に扇風機やうちわの風を当てることにより体温を急速に低下させることが可能なようです。

4.体の要所を冷やす

手首、首、胸、こめかみなど、静脈が表面に近い体の要所に冷たい氷をかけると、静脈を流れる血液の温度が急速に下がります。

これにより、体がより涼しく感じることができるようです。

5. 行動や移動を最小限にする

体は動くと熱を放出するため、高温時には激しい運動を避け安静にすることで、暑さを感じにくくなる可能性があります。

6. 軽くて通気性の高い服を選ぶ

綿や麻などの天然素材は、アクリルやナイロンなどの合成繊維に比べ、体から熱を逃がしやすい性質があります。

7. 状況によってサプリメントを摂取する

高体温の原因によっては、サプリメントの摂取が体温の調節に役立つ場合があります。

例えば、閉経周辺期または閉経期を迎える人々のほてりには、植物抽出物である「月見草油」が役に立つかもしれません。

月見草油には、女性特有のほてりの頻度や重症度を軽減する効果があることがわかっているようです。

8. 甲状腺の健康について確認する

甲状腺疾患によって、体の暑さを感じる場合も考えられます。

例えば甲状腺ホルモンが過剰となるバセドウ病(甲状腺機能亢進症)では、暑さを感じやすく発汗量が増加するという症状が現れる場合があります。

甲状腺機能亢進症では、ほかにも、心拍数の増加、下痢や排便回数の増加、イライラを感じやすい、痩せてくるなどの症状があります。

心当たりがある場合には、医師への相談をご検討ください。

9.体の熱を下げる食べ物を食べる

暑い気候を涼しく過ごすためには、新鮮な果物や野菜を食べることがおすすめです。

スイカ、キュウリなどの野菜やオレンジなどの果物は、水分を多く含み、水分補給にも役立ちます。

また、ヨーグルトなどの冷たい乳製品を食べると、体温を下げる効果があると言われています。

まとめ

熱中症予備軍など異常な暑さを感じる場合に、体は、汗をかいたり、周囲の冷たい空気や水に熱を放出したりすることで体温を下げることができます。

ただし場合によっては、世界中で気温が上昇し、さまざまな健康状態や薬の影響で、正常な体温を維持することが困難になることがあります。

体温を下げるためは、冷たい飲み物を飲む、体を冷やす、太陽の下で長時間過ごさないなどいくつもの方法があります。

また、体温がさらに上昇する脱水症状を避けるために、水分補給を続ける必要があります。

特に、年齢を重ねると、体温調節システムの効率が低下するようです。

高齢者は若い人ほど喉の渇きを感じない可能性があるため、仕事や運動をするとき、また天候が暑いときは水分補給に注意する必要があります。

特に高齢の男性は水分補給が必要なようです。

また、特定の症状を持つ方の中には、サプリメントや医師との相談で体温を下げるヒントがに見つかる場合もあります。

効率よく体温を下げるため、それぞれに合った方法を模索しておくことで、夏の暑さや熱中症対策にも役立つかもしれません。

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引用文献:
The best ways to reduce body heat
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