ウニャデガト又はキャッツクローと変形性関節症

2020年06月15日

catsclaw

ウニャデガト又はキャッツクローは、猫の爪で知られる成分です。幅広く世界で使用されますが、変形性関節症についての報告も多く存在します。

キャッツクローとウニャデガト:

キャッツクロー又はウニャデガトとは猫の爪で知られるペルーの高地で自生するUncaria tomentosaと呼ばれる成分です。
アマゾンで先住民間で長年使用されています。
アマゾン川の流域で生息し、南米では伝統医学として何世紀にもわたって活用され続けているのには、理由がありそうです。

世界的に有名になった理由には、ウニャデガト(キャッツクロー)には、30以上もの生理活性される化合物が含まれることです。
ウニャデガトは猫の爪の形に似ていることから、親しみを感じる人も多いようですが、そのイメージとは裏腹に、体内で短期間で免疫応答を調節できるとして、体感しやすいとも報告されています。

ウニャデガトがおすすめされる人気の症状例:

では、どのような症状に使用されることが報告されているのでしょうか?
ペルー医学を拝見する限りでは、関節系の症状への活用が目立ちます。
抗炎症のための調節作用や消化器系の症状にも強いという印象もあります。
とりわけウニャデガトの樹皮に含まれているポリフェノールやカテキンをはじめとする有効成分が抗酸化作用がとても強いと報告されることの影響もあるのかもしれません。
文献を色々と観ているうちに、関節が変形する難しい症状への報告例がいくつも出てきましたので、ご紹介します。

ウニャデガト又はキャッツクローと変形性関節症:

変形性関節症と診断された患者さんをランダムに45名募集し、ウニャデガトと偽粒のプラセボの2つのグループに分かれて4週間にわたってデータが取られました。
ウニャデガトを摂取したグループでは、変形性関節症の特徴で知られる痛みに関しては特に大幅に減少が観られたということでした。
また、面白いことに、痛みが軽減しはじめたのは、最初の週に多かったようです。
その報告の結論には、猫の爪で知られるウニャデガトは、変形性関節症に有効でおすすめであるとのことでした。
変形性関節症は痛みを伴う、ストレスがかかりやすい症状ですので、専門家にご相談されることがおすすめです。

引用文献:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31643645/
PMID: 9882039
PMID: 17210508
PMID: 11603848
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK548323/

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