低脂肪か高脂肪の食事かを確認するのにおすすめ

2016年11月16日

脂質とハーブ

低脂肪の食事が中心なのか、高脂肪なのかを確認したい場合におすすめされているリストがあります。

世界的には日本食は低脂肪食に分類されるものの、近年の食べ物や住環境の変化で食事も変化しています。

低脂肪だった日本食:

私たちは長年にわたり日本食で育つと世界的には低脂肪食に分類されます.

食事の内容次第ですが、食べる食事や食べ物自体の変化、便利さの追求などによって病気になりやすい状態にもなりえます。

例えば本来魚は自然な環境で自然界に存在するエサを食べて育ってきましたが、現在流通している魚の多くは人の手で病気にかかりにくく、早く成長しやすく、脂肪がのりやすい状態に人工的につくられた魚も多く流通しています。

魚に限らず、それは牛や豚、鳥などの動物でも同じことがいえます。

動物以外にも小麦や他の野菜や果物でも美味しく便利に品種改良や遺伝子組換え作物が流通しています。

また、それらの食べ物を全く避けて生活することはできないことも事実です。

健康維持が難しくなった背景:

日本に限らず他の国々でも食べ物や食事は大きな変化を迎えているといえますが、以前程健康を維持するのが難しくなっている背景には、それだけではなくもっと他の要素も加わっているようです。

例えば、食べ物を育てる土壌は100年前と比較した場合にミネラルは55〜75%程度世界中で減っていることが1992年の時点で世界の地球サミットで公表されました。

土壌にあるミネラルが減った分、私たちがいただいている食べ物のミネラルをはじめとする栄養素も減っていることは明からです。

他の例では今や食材の中でも最も利用されるまでに浸透した小麦粉は、世界での流通を止めずに行き渡らせる目的でも何度も品種改良が加えられてきて、その結果、安定した価格でパンや麺類、スイーツなどの食べ物が手に入っているといえます。

油でも同じで、自然界の油だけではなく、人工的に作られたトランス脂肪酸や他のスーパーなどで大きなサイズで経済的に入手できる油で、食感が良くなったり経済的に食べることができるようになったといえます。

外食や中食でも手軽でおいしい油を使った食べ物でお腹も満たされやすくなります。

一方で大昔から変わらない身体のつくりはそれらの変化についていけないことが報告されています。

自然界に存在しない人工的な油が体内に入った時に、どのように身体はそれを受け止めるのでしょうか。

どのような状態が長く続くことで、どう変化しているのでしょうか?

脂肪酸と脳:

油は体内で脂肪だけではなく、内蔵や脳へも影響すると考えられています。

脳は7割以上が油でできていることからも、脳へ及ぼす影響は大きいと報告されています。

人工的な脂肪酸を身体から出すための方法はいくつかあるようですが、その中でも自然界の油を使うことで脳内の脂肪のバランスを改善させるようにしむけることも大切かもしれません。

本来のオメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸のバランスとは異なり、現代の食事ではオメガ3脂肪酸の割合が大幅に低いことが報告されていることからも、普段の食事でDHAやEPAを豊富に含む天然の魚を食べたり、エゴマ油や亜麻仁油など植物性のオメガ3脂肪酸を利用することもバランスの改善に役立つといえます。

低脂肪と高脂肪の食事:

長らくの間、日本でも低脂肪ダイエットがトレンドとなりました。

油を避けた食事を続けた結果、アメリカの報告ではアルツハイマー型認知症や糖尿病が増えたことが報告され、現在はアメリカでは良質な脂質やたんぱく質を食事の中に取り入れて、パンなどの炭水化物を控えめにする食事がおすすめされています。

下記のような質問で、低脂肪か十分な良質な脂質が補えているかがわかると脂肪に詳しい専門家のマーク・ハイマン医学博士は伝えていますので、ご紹介します。

・一日を通して集中が難しかったり、脳がぼーっとしたりする経験があるか?

・乾燥肌や肌にかゆみがあるか?

・髪の毛がキレたりもつれやすいか、爪が割れやすいか?

・食後満足感を得られているか?

・感情的なブレが大きいか?

・一日を通してエネルギッシュか?

・食後お腹がすいたままか?

・寒気を感じたり、身体が温まるのに時間がかかるか?

・食べ物をその形のまま全部いただいたり、加工せずに食べているか?

・体重増加を気にするあまり、オリーブオイルやごま油、ココナッツオイル、ナッツ類やアボカド等の脂質含む食べ物を避けていないか?

・食事ではパンや麺類などの加工された炭水化物を食べる回数が多いか?

・特に昼食を食べた後に眠くなるか?

・食事を作る時にキャノーラ油、コーン油、大豆油などを使用するか?

・朝食はパンか、果物やヨーグルトやスムージーなどか、和食か、食べないか?

・食事を食べる度に少量でも良質な脂肪を意識して食べているか?

良質な脂質を食事に取り入れることは、糖尿病や認知症予防にもおすすめされているために、食事の内容を見直してみることもおすすめです。

参考にした資料:

マーク・ハイマン医学博士

”Are you getting enough fat?” 確認クイズ

情報ページ:

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