デトックスやクレンズのジュース

2014年11月06日
腸内細菌や腸内フローラに

Fresh kale fruit smoothie in a jar with ingredients

先日、米軍基地に勤務する友人から濃厚なジュースを数本いただきました。

どれもドロッとしたフルーツの濃厚感があり、それだけでお腹が膨れるほどで最後まで飲みきることができないほどでした。

普段からよく飲むという友人ですが、この現象は基地の中だけで起こっていることではなく、アメリカの大都市を中心に人気が出てきている飲み物です。

 

日本でもスムージーやローフードは最近よく耳にすることが多いですが、同様に食事の代わりに果物や野菜をふんだんに使用したジュースの人気が今まで以上に出てきているように思います。

その背景にはダイエットや美容だけに限らず、慢性的な疲労感や倦怠感を始めとする不調やアレルギーからの改善を試みる人たちの姿もあります。

アメリカでは三人に一人以上の割合で肥満と診断され、肥満であること自体が病気であることが政府機関からも公表される等意識改革を迫られる状況に変化しつつあります。

それはオバマ大統領の夫人が子供の肥満を減らそうと大々的に活動をしていることともイメージが重なります。

もともとは肥満が原因で他の病気に発展することでアメリカでは日本や他の先進諸国同様に医療費が高止まりしていることの影響も大きいように思います。

 

台頭してきた果物や野菜のビタミン&ミネラル入ジュース

数年ほど前からでしょうか、ニューヨークを始めとする大都市の一部ではビタミンやミネラル、またはデトックス(解毒)等の役割をうたうジュースバーが密かに人気となってきているように思います。

といっても日本の駅構内やデパ地下にあるような一般的なミキサーにかけるジュースとは少し異なります。

日本でいうフルーツジュースよりも濃厚で重い感じがすることと、飲んだ後はお腹がいっぱいになるような感じさえあります。

金額も日本円にすると1,000円近くするものも多いためにどんどん流行るというまでにはいかないものの、健康や美容を意識する人たちの中では特に人気となってきています。

濃厚なのは果物や野菜を多く使用することと、水や氷を少なめにしたり、あるいは全く入れないジュースも多く、果物や野菜からの水分でつくられていることからです。

ビタミンやミネラル、食物繊維や食物酵素などの栄養素を含むことと栄養価が高いこと、人によってはデトックスや断食として食事の代わりにそのジュースを飲む人も多く、時間の短縮にもなっていることも人気が出ている理由のように思います。

 

デトックスやクレンズ

果物や野菜でつくるジュースの良い点として、ローフードやスムージーよりも果物や野菜を中心に使用することからも、一層手間がかからずに早くできる点や、加熱食や加工食も使用しないことからも更に臓器にかかる負担が少ない点でしょうか。

もちろんデトックスやクレンズといわれる解毒作用が期待できる、そしてビタミンやミネラル、食物繊維や食物酵素が補える点も同様に存在しています。

 

日本への希望と人気

日本で現在売られているジューススタンドのようにアメリカで人気のあるこのような果物や野菜をふんだんに使用してビタミンやミネラル、食物繊維をはじめとする微量栄養素を含んだ栄養価が高く新鮮なジュースは日本でも人気になるかもしれませんし、実際にはなって欲しいと願っています。

日本政府の総務省の調査による家計調査による発表では一人当たりの生鮮果実年間購入量は減り続けており、厚生労働省の国民健康・栄養調査においての報告でも、日本では一日あたりの果実摂取量や生鮮品の摂取量は年を追う毎に減っているのとは対照的に、パンや麺類をはじめとする炭水化物や加工食品、糖分の摂取は増えていることが考えられる点からも、健康寿命を考えるとやはり新鮮な野菜や果物の消費を高めていく必要性がありますし、実際にアメリカで最も人気の家庭医のファーマン博士も現代の日本人にそれらが不足していることを危惧しています。

また農薬の使用量も世界で最も使用量が多く、食品添加物の摂取量も多いことからもデトックスやクレンジングには野菜や果物に含まれる食物繊維や食物酵素、ポリフェノールやビタミンミネラルのチカラが必要のように思います。

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