過敏性腸症候群(IBS)の原因から予防ヒント

2020年11月16日

健康家族

過敏性腸症候群はIBSとも呼ばれる症状で腸内環境に関連しています。

日本でも数百万人が抱える症状と呼ばれます。

その過敏性腸症候群の症状と4大原因を知ることは予防のヒントにつながりそうです。

過敏性腸症候群の症状例:

この症状については、今までも何度かご紹介してきました。
過敏性腸症候群の症状の例として、よくあげられている症状は下記のとおりです。
・便秘、
・下痢、
・ガス(おなら)、
・ゲップ、
・胃腸の張り(膨張)、
など。

どの症状を観ても、気分的にも嬉しいものではありませんが、実際に過敏性腸症候群やIBSと診断されている人の割合はアメリカでも半分以下とされています。
そのために、非常に多くの人が日本でも実際のところは、過敏性腸症候群と診断されてもおかしくはなさそうです。

それでは、どのような原因が過敏性腸症候群の症状を引き起こすと報告されているのでしょうか?
ハーバード大学ヘルス出版公式ホームページでは、過敏性腸症候群の主な原因として、下記が挙げられています。

過敏性腸症候群(IBS)の主な原因例とは?:

感染症:

最初に挙げられている原因は、感染症です。
感染症という言葉は近年耳にする機会が増えて来ているように思います。
とりわけ注意しておきたいのが、食べ物などに含まれるサルモネラ菌をはじめとする細菌感染です。

細菌感染をした後に実際に過敏性腸症候群の症状が引き起こされることも少なくないようです。
上記の症状性にも紹介されていますが、サルモネラ菌感染の後にそれらを含む食べ物や食事の後に下痢になるなることも多いようです。
そのために体調が思わしくない場合は、生魚をはじめとするサルモネラ菌を含む食べ物は控えめがおすすめです。

また、IBSや過敏性腸症候群の症状の引き金になりやすい原因の多くが食べ物や食事の内容にあることも指摘される点です。
どのようなことを心がけることが健康維持や予防におすすめでしょうか?

食べ物や食事:

1つ言えることは、まずアレルギー反応が出やすい食べ物や食事の内容は過敏性腸症候群の症状における原因や引き金になりやすい環境にあるということです。
そのために、健康維持や予防の観点からは、アレルギー反応が出やすい食べ物や食事は留意することがおすすめです。

また、既に過敏性腸症候群の症状の例に挙げた上記の症状例である便秘、下痢、ガス、ゲップ、胃腸の膨張感などがある場合は、一定の食べ物や食事でアレルギー反応が出ている可能性があるために、原因を知り、それらの食べ物や食事に制限をかけることがおすすめされています。

報告によると、多くの人にとって、小麦や乳製品を含む食べ物や食事の後に大体72時間くらいの間に、お腹や胃腸の不調が出やすいようです。
食品分類としては、単にアレルギー反応が出やすい食事ということだけでなく、過敏性腸症候群の共通事項の1つは消化しにくい炭水化物が含まれるとのことです。
それらをFODMAP食品で、高FODMAP食品と低FODMAP食品に分けられています。

消化しにくい食品は高FODMAP食品であることが多いことでも知られます。
FODMAP食品については以前も紹介しましたので、ご興味がある方は、このページ上部にある検索窓で「FODMAP」と入力いただければ、関連記事が表示されます。

食品や栄養素の補助として、ハーバード大学の報告では、サプリメントについて記載がされています。
おすすめの中には、可溶性繊維や浸透圧性軟化の働きを持つ栄養素は、過敏性腸症候群の症状を軽減するとしておすすめされています。

過敏性腸症候群に関わる食べ物や食事以外では、大きなあるいは長く続くストレスが原因や症状発症の引き金にもなることが報告されています。
ストレスで腸は収縮されることで便秘や下痢の原因にもなるとされています。
脳と腸はつながっていることがわかる良い例と言えるのではないでしょうか?

過敏性腸症候群は長引くことも多いようですので、原因や引き金を見つけ、治療するためにも専門家に相談されることもおすすめです。

 

参照:
ハーバード大学メディカルスクール
ハーバード大学ヘルス出版公式ホームページ
Treating IBS
irritable-bowel-syndrome

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