ドライアイなど目の健康に乳酸菌のプロバイオティクス!?

2023年07月13日

美容と健康肌予防

現在、全世界人口の約12%がドライアイを患っていると言われています。

現代人にとって、ドライアイは深刻な問題の一つです。

大気汚染などの環境問題も影響してきますし、多くの人が日常的にパソコンやスマートフォンを長時間見る傾向にあること
もドライアイの原因の一つとも言われています。

現在のところ、ドライアイ疾患を治療する方法はありませんが、症状の緩和に役立つ方法はいくつかあるようです。

ドライアイとその治療法、また最新の研究によって発見された乳酸菌のプロバイオティクスとの関連について探ります。

ドライアイとは

現在、全世界人口のおよそ12% がドライアイを患っているとされています。

人は、たとえ泣いていなくても、健康な目では常に涙が生成されます。

人が瞬きすると、膜となっていた涙が目の表面に広がり、潤滑を与え、異物を除去し、感染症から目を保護しようという働きがあります。

ドライアイの症状は、目を適切に潤すための十分な涙が生成されず、不快感を引き起こすことで知られています。

ドライアイは、次のようなさまざまな原因により発症する可能性があるようです。

-涙液層の機能不全
-すぐに涙が蒸発してしまう
-年齢が50歳以上の人
-抗ヒスタミン薬などの特定の薬
-環境問題煙、風、乾燥した気候などの信頼できる情報源
-まぶたの変形
-コンタクトレンズの長期使用
-シェーグレン症候群、狼瘡、関節リウマチ、糖尿病、甲状腺疾患などの特定の病気

ドライアイ疾患の症状には次のようなものがあります。

-目に灼熱感やチクチク感がある
-目に何かが入っているような気がする
-目の内または周囲の粘液
-光感度が高くなりすぎる
-目が赤くなったり炎症を起こしたりする
-コンタクトレンズの装用が困難
-視界のぼやけ
-過度の涙目

何らかの治療が行われないと、ドライアイは眼感染症を引き起こしたり、角膜として知られる眼の表面に損傷を引き起こす可能性もあるようです。

さらに角膜損傷が重度になると、視力喪失につながる可能性もあるため非常に注意が必要です。

ドライアイとプロバイオティクス

新しい研究では、ドライアイの治療法についての新たな発見があったという報告があります。

それはマウスモデルを用いての研究だったようですが、ドライアイの改善に役立つプロバイオティクス細菌株が特定されたとの報告があります。

ドライアイは、目が十分に潤っていない状態を指します。

現在のところドライアイの根本的な治療法はないとされていますが、この新しい研究によって発見されたプロバイオティクスは、将来的には治療法の一つとなる可能性があります。

ドライアイと腸

ドライアイと腸には、どのような関係があるのでしょうか?

以前の研究では、食事とドライアイには関連があり、食事の変更がドライアイの症状を緩和するのに役立つ可能性があることが示されているようです。

2019年の研究では、オメガ3サプリメントがドライアイ疾患の人々の症状を大幅に改善することがわかりました。

また、2019 年の別の研究では、ビタミンAの補給がドライアイ患者の涙の質の改善に役立ことが報告されています。

ドライアイの今後の治療法

現在、ドライアイの治療に利用できる薬は数えるほどしかなく、さらに一部の人にとっては改善にあまり効果がないようです。

ですが、腸内のプロバイオティクス細菌株による治療はドライアイを治療するために将来的に役立つかもしれません。

オメガ3やビタミンAを含む食事を豊富に摂取しながら、特定のプロバイオティクスを摂取することによって、目薬などではなく体の内側からのアプローチでつらい症状を緩和できるようになるかもしれません。

腸内環境の人の健康に与える影響はとても大きく、改めてその大切さをご理解いただけたのではないでしょうか?

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引用文献:
Could probiotics for dry eyes help treat symptoms?

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