血糖値の急上昇を和らげる食後2分の散歩タイミング健康法!?

2022年08月29日

健康と年齢

食後に血糖値が上がることにより体にはいろいろな影響があります。

食事にも注意が必要ですが、運動をするタイミングにより、血糖値の急上昇を和らげることもできるようです。

研究によると、食後の活動は食前の運動よりも血糖値を低下させるそうです。

血糖値の急上昇による悪影響と、食後の運動についての健康や、その影響を探ります。

血糖値の急上昇による悪影響

血糖値を正常範囲内に保つために、体はインスリンというホルモンを必要とします。

十分なインスリンが足りない場合や、インスリンが正常に機能しない場合、血糖値が蓄積してしまいます。

血糖値の急上昇を繰り返すと、太りやすくなるだけでなく、健康上の問題を引き起こす可能性があると言われています。

例えば、次のようなことが考えられます。

-頭痛や、体のその他の場所の痛み

-集中するのが難しいと感じる

-のどの渇きや空腹を頻繁に感じる

-眠気や疲れを感じる

-視界がぼやける

-口が乾いていると感じる

-膨満感がある

-頻繁にトイレに行く

-傷が治癒するのに長い時間がかかる

さらに、血液中の高血糖は、糖尿病を含む多くの症状や合併症を引き起こす可能性があるそうです。

-心臓発作または脳卒中

-目の損傷や視力の喪失

-腎臓病や腎障害

-皮膚、神経の痛み

このような症状から身を守るためには、食事の方法以外に運動も推奨されています。

食後の運動のメリット

新しい研究では、食後に2~5分間の軽いウォーキングをするだけでも、食後の血糖値の急上昇を防ぐことができるということがわかりました。

食後に、座っている、立っている、軽い歩行の3つのパターンでの代謝効果を調べた研究の結果の報告によると、軽い歩行や少なくとも立っていることが、単に座っているよりも有益だったようです。

さらに、軽い歩行と単に立っている場合を調べたところ、両方が食後の食後の血糖値の急上昇を中程度にしましたが、軽い歩行だけがインスリンの値を測定可能にまで低下させたそうです。

その理由は、私たちが歩いたり運動したりするときには筋肉を動かすことにありました。

血糖値とは、血管を流れる血液中のグルコース濃度の値です。

筋肉は、収縮するたびにエネルギーのためにグルコース(ブドウ糖)を必要とすることから、食事を終えた後に筋肉を収縮させると、筋肉は食事のグルコースの一部を吸収し、食事で上がった血糖値を減少させるそうです。

筋肉を収縮させる頻度が高ければ高いほど、筋肉はより多くのグルコースを吸収するそうです。

このことから、ちょっとした運動でもいいのでとにかく動くことが血糖値の急上昇を抑えることにつながることがわかります。

さらに、歩行よりも少し強度がある運動はより有益ということもわかっているようですが、食後の急激な動きは消化にも影響するため、様子を見ながら行うことも大切です。

まとめ

食後の散歩などの歩行は、食前や運動をしなかった場合と比較して、血糖値を低下させるのにより効果的であることがわかりました。

食後の血糖値の急上昇を鈍らせるためにも、食後の散歩やウォーキングなどの軽い運動は効果的な手段であると言えるのではないでしょうか。

暑すぎたり、寒すぎたり、雨や雪の場合の散歩はつい億劫になってしまします。

それらの場合を除いたり、少し自然がある環境に行ったりして、楽しみながら散歩をするのがおすすめです。

また、散歩をしていると、頭の中は整理整頓される状況になりやすいことが報告されています。

ストレス発散や頭を整理したい時、嫌なことがある時、不安や不満などがある時なども散歩をすることでスッキリすることも考えられます。

その上、お日様が出ている時間帯には、散歩をしているだけでも現代人に不足しがちなビタミンDを効果的に体内に入れることが可能となります。

とりわけ、食後に軽い運動を取り入れたりしながら、血糖値の急上昇を抑え快適に過ごしていけば、いくつもの効果が期待できる環境が整うということになるのではないでしょうか?

そのようなことからも、ただ散歩をするだけでも健康や脳にとっては有意義であることが考えられますが、同時に、その散歩をするタイミングなども考えることで、更なる散歩の効果が期待できそうです。

関連記事:

精神不安定やうつ病は血糖値やインスリン関係の糖尿病も影響と予防対策ヒント?
糖尿病前段階予防食べ物や生活習慣
血糖値やGI値の食事とインシュリンダイエット

問い合わせる

引用文献:
How does high blood sugar (hyperglycemia) feel?
Even a 2-minute walk after a meal may help reduce risk of type 2 diabetes

オンラインショップ