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アロエベラエキス　Aloe vera

観賞用としても人気のある保湿成分のある植物

アロエベラエキスは

アロエベラは多肉植物の一種で、観賞用としても大変人気の植物です。乾燥した雨の少ない地域でも生育することから、世界的に栽培が可能で広く分布しています。

アロエベラは、古くから生薬としても注目されています。
特に、けがや火傷などに効果があるとされているほか、保湿効果などの面から現在でもさまざまに利用されています。

アロエベラは適切な用法を守ることで一定程度有効だと言われている一方で、毒性もあるとされ、その使用には見極めが必要な部分もあり研究が続けられています。

（アロエベラの説明はページ下記にも続きます）

■アロエベラの活躍：

アロエベラは、その見た目や育てやすさから、観賞用としても大変人気の高い植物です。
また、軽度の傷ややけどの治療など、医療目的での民間療法としても広く知られています。各家庭で栽培され、やけどなどの際はそのエキスを塗布するなどして親しまれています。

また、過敏性腸症候群に対し、アロエベラが症状の改善に有効であることが米国消化器学会で発表されていることなどからもわかるように、栄養補助食品としても注目され、ヨーグルトなどの食品にも使用されています。

さらに、保湿効果が非常に高い面などから、日焼けの鎮静などをはじめとした化粧品の成分としても使用されています。

■アロエベラとアントキラノン：

化学分析により、アロエ植物には多糖類とともにフェノール系化学物質、特にアントラキノンが含まれていることが明らかになっています。
天然のアントキラノンには、下剤として働くものが多いとされているため過剰摂取などに注意が必要な場合も考えられます。

■アロエベラの歴史：

アロエベラには大変古い歴史があるとされています。
かのエジプトの女王クレオパトラは、美容と健康のためにアロエベラエキスを常用していたとされています。古代エジプトでは「不死の植物」として大切にされ、ファラオ（王）の墓にも贈られていたと言われています。
また、あのコロンブスも航海の際に、船員の健康維持のため船に積み込んだとされています。