精神不安定やうつ病は血糖値やインスリン関係の糖尿病も影響と予防対策ヒント?

2019年05月31日

ダイエット

精神不安定的な要素が多いうつ病も、血糖値やインスリンが関係する糖尿病も世界的に増えていることが報告されています。

同時にうつ病と糖尿病の両方の相互影響の調査も増えてきており、予防対策のヒントを考えます。

 

経済的な豊かさは精神不安定やうつ病の原因にも?:

経済的に豊かになるに連れて、精神的に不安定さを増すという指標が存在しているようです。

それらを裏付けるかのように、アメリカのような経済に潤っており、豊かと考えれられている経済的には世界一と言われる国では、人生を通して特に女性は40%以上の人がうつ病や予備軍を経験しているというデータがあります。

実際に精神不安定の為の投薬や睡眠導入剤の摂取はアメリカでは日本以上に一般的と言えるかもしれません。

 

肥満傾向と糖尿病と予備軍?:

精神不安定とは別の報告ですが、糖尿病になる人の数も先進国で増え続けているのが現状です。

アメリカのカリフォルニア州はアメリカでは健康的な食材を選ぶ人が多いと言われる人々ですが、その州でさえも、47%の成人が糖尿病予備軍として報告されています。

とりわけ、肥満あるいは肥満傾向にある場合の方が人工的に作られた物質や毒物は、体内に溜まりやすい環境にあるようです。

アメリカのその報告では肥満の場合は2型糖尿病になるリスクは、一番肥満度が低いグループと比較した場合には、最大40倍も糖尿病になるリスクが高まるという報告が、関係者の間では話題になった経緯があります。

もし、糖尿病と診断されている場合には、糖尿病ではない人と比較すると、うつ病と診断されるリスクが2倍程度高まると報告されています。

 

精神不安定やうつ病と糖尿病の影響?:

糖尿病や予備軍と診断されている場合には、精神的に不安定になりやすい可能性が指摘された指標があります。

世界において、糖尿病を患っている人々の中で、約20%の人については、うつ病と診断されているという報告があります。

糖尿病とうつ病においての原因は良くはわかっていないようです。
しかしながら、データを見る限りでは、研究は2型糖尿病の場合には、うつ病との双方向の影響や関連性が指摘されています。

 

原因として考えられること?:

それらに共通して考えられている原因は不確定ながらも、いくつかの例が挙げられています。

・女性の方が、男性よりも可能性が高い、
この原因は女性は妊娠や出産、閉経などホルモンの変化を男性よりも経験することが多いことが原因として考えらえれているようです。

・生まれた時の体重が低体重の方が可能性が高い、

・ストレスなども含め、ライフスタイルが乱れがち、

・子供の頃のトラウマが残っている、

・運動不足、

・食事が原因になっていることも、
食事の原因としては、血糖値やインスリンを一気に上げる食べ物が増えることも原因として報告されています。
など

 

予防対策のヒント?:

不安定な感情やうつ病、糖尿病や予備軍の原因を少しでも減らして、予防におすすめされることも報告されています。

・座禅やヨガ、ゆっくりした時間や呼吸を整えるなどいわゆるマインドフルネスを心がける、
オランダの糖尿病患者666人を対象としたマインドフルネスについてのアンケート調査では、そのような行動をすることで少し優位に働くという結果が導き出されたようです。

・環境要因を考え、排気ガスや大気汚染などに留意することを心がける、

・食事をする時やお腹が空いている時に、いきなり甘い食べ物や糖質が多い食べ物や飲み物から口に入れないことで、血糖値やインスリンを一気に高める原因をコントロールする、

・食べ物や飲み物を一度に口に入れず、食事の時はゆっくり、しっかりと噛むことで血糖値やインスリンの上昇を予防する、

・1日30分、1週間に5日歩くようにする、

調査報告では58%程度リスクが下がるという結論が出ているようです。

上記の予防対策ヒントは見てみると、経済的な負担よりも心がけで予防できることが多いのではないでしょうか?

 

予防対策の取り組みのとっかかりとしては、おすすめされやすいものですので、気になる場合には試してはいかがでしょうか。

 

関連記事:
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血糖値やGI値の食事とインシュリンダイエット

参考にした情報:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25995123
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/29946211
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/25164478
The Diabetes(糖尿病) Summit マイケル・マーレーへ博士へのインタビュー 2018年4月25日

2022年8月26日 更新

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