脳の炎症を抑制したり遅らせたいおすすめの食べ物や食事と生活習慣

2018年06月29日

脂質

脳の炎症は物忘れや記憶力に集中力などの低下に影響するといわれるだけではなく、進むことでアルツハイマー型認知症等のリスクも上がるとも報告されます。

脳の炎症を抑制したり遅らせたい場合の食べ物や食事と食習慣や生活習慣の実行がおすすめされています。

脳の炎症に影響を与えている物質の中でも一番ともいわれることがあるのは、食べ物や日ごろの食事、あるいは食習慣です。
では、具体的にどのような食べ物や食事とその中に含まれている栄養素などが脳の炎症と関係があるのでしょうか。

あるいは、どのような食べ物や食事が脳の炎症を起こしにくくすると考えられているのでしょうか?

 

 

脂質を含む食べ物や食事の大切さ:

脳内で炎症が発生するということは、食べ物や食事を口に入れた後に起こってくる血糖値の上昇の仕方も関係があることが報告されています。

意外と思われるかもしれませんが、脂質は血糖値を急上昇させる原因にはならず、ゆっくりと上げることでも知られています。

ただし、脂質を含む食べ物とはいえ、身体や脳に良いオメガ3脂肪酸は良いといえますが、揚げ物や人工的につくられたトランス脂肪酸や他の産業油などの脂質は脳内炎症を加速させる原因にもなることが考えられます。

最近の報告ではお肉に含まれる脂質も身体にとって大切ともいわれています。

また私たちの先祖の時代から食べられてきた魚に含まれるDHAやEPAなどのオメガ3脂肪酸は言うまでもなく脳の炎症抑制につながることも十分に考えられている報告があります。

一時期日本においても流行をした低脂肪ダイエットは、脂質はカロリーが高く、太る原因になっているという考えからきているようですが、低脂肪ダイエットが続いた結果、見事に多くの人にとってアルツハイマー型認知症のリスクを高めた結果になってしまったことが、アメリカの様々な文献から読み解くことができます。

また低脂肪ダイエットの食事には脂肪の摂取を抑えた結果、炭水化物類の摂取量が大きく増えてしまったこともアルツハイマー型認知症のリスク上昇につながったことでも知られています。

 

 

炭水化物類の食べ物は留意もしておく:

炭水化物は大切な栄養素でも知られますが、同時に摂取が多くなりすぎることは血糖値を上げやすくする原因にもつながりますし、同時に脳内炎症の原因にも影響することが報告されていることからも、炭水化物類を多く含む食べ物や食事は留意が必要といえます。

また、炭水化物類を食事で食べる時には、最初から食べるのではなく、会席料理などでも代表されるように、食事の最後の方に順番として持ってくることがおすすめされるところです。

更に、ご飯やパンでも同じかと思いますが、炭水化物類を食べる時にはたんぱく質や脂質でくるんでいる方が良いとも言われます。

 

少なくともそうすることの方が血糖値が上がりにくく、脳内の炎症にも結果的につながりやすくなることが考えられそうです。

 

炭水化物類を含む食べ物や食事を増やすことはイースト菌やカンジダ菌を成長させることにもつながるとも報告されています。

それと最近では日本で耳にする機会が増えてきましたが、炭水化物類の源にもなっている小麦をはじめとする麦類に含まれるたんぱく質のグルテンはアレルギー反応の原因になったり、脳だけに限らず体内の炎症を加速させることも報告されています。

 

 

生活習慣でのおすすめ:

食べ物や食事、食生活だけに頼らず、生活習慣の中でも脳の炎症の抑制に影響を与えてくれそうなこともありそうです。

例えば、睡眠不足やストレス過多は体内の炎症を増やすことでも知られています。

運動をするなどして筋量を保つことは病気になりにくくする予防でも知られていますので、参考にしてみることもおすすめといえます。

 

 

参考にした文献:
脳内炎症をストップさせる6つの自然な方法。
ピーター・オズボーン医学博士

 

情報ページ:オメガ3脂肪酸とは

認知症の症状判断の基準に関連する事柄の例

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