今の時代ほど私たちが日々生活する上で、体内に必要としない物質が入ってくることは今までになかったのではないでしょうか。

結果としてアレルギーから消化管や臓器、脳にいたるまで体中の疲労や痛みなどの症状につながっていることがわかっています。

 

毎日の生活の中で頭にすぐに浮かぶだけでも、以前から繰り返し言われてきた歯の詰め物のアマルガム、殺虫剤や洗剤などの日用品、薬剤、大気汚染、その影響を受けた大きな魚、ワクチン、化粧品、たばこ、塗料、抑制汗剤、食品ではプロセスチーズやトランス脂肪酸を使用したニッケルを含む工業油のマーガリンやショートニングをはじめとする加工食品の数々・・・

 

体内に入った本来必要の無い物質は尿や便、汗などを通じて出るはずですが、あまりにも多くの量が入ってくるもののデトックス（解毒）が追いついていないために身体が悲鳴をあげて、その状態がさまざまな症状となって出てきているのが現状といえるのではないでしょうか。

 

デトックス（解毒）を含めた治療や予防医学界の大家でもあるD.ブラウンステイン医学博士が体内にたまる重金属について書かれた文献の中には、日々私たちの生活の中で実行できることがすすめられています。

 

デトックス（解毒）の方法：

1. 根源を取り除く。
2. 食事の内容を改善する。
3. 正しい治療と栄養補助食品サプリメントの利用と選択。
4. 水を多く飲む。
5. 汗をかく。

 

上記で根源を取り除くことは最も重要なことで、アマルガムのように体内の中に常に入っていてはデトックスや他のことをしても根本的な解決にはなりませんし、日頃の食事や日用品から体内に重金属を入れ続けていても同じことがいえることからも、特に最初の2項目は大切であることがわかります。

 

デトックス成分：

それらを行なう上で、日頃の食事に気をつけながら、下記のようなデトックス栄養素を摂取することをブラウンステイン博士は現場で伝えています。

摂取量は毎日の推奨量です。

ビタミンC　3000mg

ビタミンE　800IU

Lグルタミン　3000から6000mg

セレン　400mcg

マルチビタミン＆ミネラル　各推奨量

コリアンダーエキス　4滴

ニンニク　500mg

Nアセチルシステイン　各推奨量

 

また抗生物質を使用する治療時には、消化管のラクトバチルス菌が減ることから、乳酸菌でプロバイオティクスのラクトバチルス・アシドフィルス菌を補うことをおすすめしています。

 

他の専門家の中には、上記の他にオメガ酸で重金属を含まないDHAやEPAや亜麻仁油などのオイルを利用することで、よりデトックスしやすい身体づくりが推奨されることも多いように思います。

 

 

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参照：

D.ブラウンステイン医学博士　体内にたまる重金属　第９章　関節痛・リウマチは完治する　p.189-209