オリーブの葉エキスと炎症と心臓

2015年07月27日
オリーブの葉エキスのオレウロペイン

オリーブの葉エキス

 

オリーブの葉エキスは強い抗酸化作用を持つことで知られていますが、その中でもオレウロペインを多く含むものは優れたポリフェノールが含有されています。

政府筋出資の新たな調査報告で、炎症の軽減や心臓の健康をはじめとする健康改善について、強い抗酸化アンチオキシダント力を備えるポリフェノールのオレウロペインを豊富に含むオリーブの葉エキスのサプリメントをもちいた調査がおこなわれました。

 

 

オリーブの葉エキスでの調査:

ザ・ブリティッシュ・ジャーナル・オブ・ニュートリション誌に掲載された報告書によると、ニュージーランド政府の出資も行われた大学の研究者らがまとめ役となり、オレウロペインを豊富に含んだオリーブの葉エキスのポリフェノールの吸収と代謝を調査。

加えて、生理学的な結果が測定されたと”in order to build a greater understanding of the ‘cause-and-effect’ relationship between Olive Leaf Extract intake and potential biological effects.”による報告がなされています。

 

調査ではランダム抽出された女性9人と男性9人の合計18名に対して強いポリフェノールのオレウロペイン51mgとヒドロキシテリロール10mgを含むオリーブの葉エキスに対し、偽粒であるプラセボを4週間にわたって摂取してもらい、前後の心臓機能、脈拍、白血値、尿分析、炎症サイトカイン生産値をそれぞれ分析し、コントロールされたグループと比較して変化を計測した調査です。

結果として、コントロールされたグループと比較して、オリーブの葉エキスを摂取したグループの心臓と炎症の指標が著しい改善を見せたことを研究者らは伝えています。

 

調査したニュージーランドのリーディング大学のJスペンサー教授は、オリーブの葉エキスが持つ心臓や炎症についての働きかけについては更なる研究が必要としながらも、今回行われた調査は大きな変革をもたらしたことと大きな一歩となったことに触れ、今後オリーブの葉エキスと心臓や炎症との関わりについての調査や研究は増加することが予想されるとのことです。

既に更なる長期的な研究やオリーブの葉エキスと心臓や炎症との関わりやつながりについてプロジェクトをスタートさせているという声もあるのだそうです。

 

世界で最も健康的な食事の1つとして称される地中海食にはオリーブやオリーブオイルを使用することで知られていますが、オリーブの葉エキスもヨーロッパ地域を中心に強力なアンチオキシダント(抗酸化作用)を持つ伝統成分として使用されてきました。

また新たな発表を発見した際にはご報告できるようにいたします。

 

 

“the first evidence that Olive Lear Extract positively modulates vascular function and IL-8 production in vivo, adding to growing evidence that olive phenolics could be beneficial for health.”

Birish Journal of  Nutrition.

doi:10.1017/S0007114515001269

“Secondoids delivered as olive leaf extract induce acute improvements in human vascular function and reduction of an inflammatory cytokine: a randomized, double-blind, placebo-controlled, cross-over trial”

 

オレウロペイン

オリーブの葉エキス

 

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