DHAは子供や妊婦におすすめで安心か?

2015年06月10日
オメガ3

オメガ3のフィッシュオイル

 

私たちの身体は多くの細胞膜によって守られていますが、例えばその細胞膜でも脳に関しては60%が本来はDHAEPA等に代表される安全な必須脂肪酸を中心に構成されています。

 

脂肪酸というとドロッとした油というイメージですが、本来は安全な魚に含まれるDHAやEPAのようなサラサラとしたαリノレン酸のようなオメガ3脂肪酸が子供も大人にも安心であり、また健康に不可欠な栄養素でもあります。

 

そのオメガ3脂肪酸の割合とオメガ6脂肪酸の割合が1:4前後が理想とされる中、近年の食事では1:20以上になっている人も多いそうで、その影響で脳内の脂肪酸の割合も狂っているというのが現状です。

 

年齢が若くなるにつれてその格差も広がっているという報告もあり、子供を持つ親としては何のことなのか、また何がその原因になっているのかも含めて気になるところではないでしょうか。

 

 

●環境ホルモンと肉の脂身、加工食品:
経済的に便利にどこでも食材を調達できるようになったことは嬉しいことですが、同時に加工食品のように本来の肉や野菜をはじめとする食材の原形をとどめていないことに心配ごとや懸念はありませんか?

 

例えば近年ニュースにもなっている加工肉には肉の脂身を多く使用したり、人工的な油を添加することでおいしく柔らかくすることも可能です。

 

環境ホルモンは脂の中に蓄積される傾向にあることが報告されているものの、原形をとどめない加工食品では脂身や人工添加された油がどの程度含まれるかさえも見てもわかりません。

 

動物性でも日本人になじみのある魚に含まれるサラサラを代表するDHAは子供にも大人にも必要なオメガ3脂肪酸を含みますが、肉類や食用油ではオメガ6が多くなり、細胞や脳内の脂肪酸のバランスを崩す原因にもなっている可能性が指摘されています。

 

 

●妊婦とDHAやEPA等のオメガ酸:
フィッシュオイルで代表されるDHAやEPAのような身体に良いオメガ3脂肪酸は子供だけではなく、大人とくに妊婦の女性にも今後の子供の健康を左右する上で必要であり、同時に留意する点も存在します。

 

欧米のように妊婦に魚を食べる頻度を週に一回にする等の制限を設ける国もあるものの、日本のようにDHAやEPAをはじめとするオメガ3脂肪酸を豊富に含む魚を昔から食べてきたことで利点に替えてきた民族としては簡単に結論付けるのも用意ではありませんし、これから子供を産んだり授乳中であれば実際に子供の栄養素としても考える必要もあります。

 

 

●オメガ3がもたらす子供への影響:
アメリカでは大人だけではなく子供の肥満が大きな社会問題になっています。

 

肥満は見た目の健康以外にもさまざまなリスクが生じてくるからです。

 

環境ホルモンは脂肪に蓄積されやすいことは報告されていますが、同時に絶望的という意味ではありません。

 

魚に含まれるDHAのように脳や細胞膜の保護に働くだけではなく、サラサライメージのオメガ3脂肪酸は体温よりも低い為に不溶な脂身や環境ホルモンのような有害物についても出しやすくなることから、今まで和食に含まれてきた栄養素が活かされているといえるのではないでしょうか。

 

また最近ではハーバード大学の研究グループが行った調査では、新鮮な魚の食材に含むEPAと同様にフィッシュオイルの長鎖オメガ3脂肪酸のドコサヘキサエン酸(DHA)が歯周炎の改善にも役立つとの報告がなされました。

 

 

●DHAの利点と子供への影響:
大切なことは単一的にものごとを判断するのではなく、色んな角度から観ることが大切なのではないでしょうか?

 

確かにDHAの抽出源となる魚には水銀や鉛などの環境ホルモンや他の有害物質も含まれるかもしれませんが、その場合は大きな魚を食べる量を減らし、青魚な小魚のようにそれらが少ない魚を食べることでDHAやEPA等も子供でも安心して補うことができます。

 

またそれでも心配な場合は当社でも扱うDHAやEPAのように水銀や環境汚染物質の除去済のサプリメントを上手に活用するのも1つかもしれません。

 

あくまでも子供の場合は特にいえることですが、中心は食事からの栄養素であり、サプリメントに安易に頼ることはおすすめではありませんが、水銀除去済で無添加のDHAのように子供にも比較的して与えられる栄養素においては必要に応じて摂取することも選択肢と言えます。

 

2014/09/01の更新版です。

参考文献:ハーバードレポート DHAオメガ3脂肪酸「歯周病成果の大きな改善」 ハーバードデータ ステファン・ダニエル 2014年7月14日

 

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