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健康コラム

入浴関連死とナンバー・ホリズム

〜セルフ・メディケーションのすすめ(2)〜

今春「数値目標とヌメロホリズム」という小文を書きました。血圧だの血糖値だのPSA値だのの数値の変動に一喜一憂する現象について書いたのです。仕事中毒をワーカ・ホリックといいますが、その流で数値(numerus)からヌメロホリックとしたのです。ラテン語のnumerusから取ったのですが、植物学名でもない訳でもともとworkaholic自体が英語なのですから、単純にナンバー・ホリックでよいと思います。前回とりあげたウォーキングの際に一日一万歩厳守などというのはまさにナンバー・ホリックの最たるものと思います。
というのも、先般「入浴関連死1万7,000人」−全国高齢者年間指計というショッキングな見出しの記事が新聞に掲載されました。東京都健康長寿センター研究所の調査結果だそうです。
近来成人病予防が叫ばれ血圧管理もますます厳しくなっているというのにこれはどうしたわけでしょうか。降圧剤の服用によって血圧130〜139/85〜89を維持している患者さんが多いと思いますが、それでも防げないのでしょうか。調査の内容が分らないのですが、おそらくこの入浴関連死の中には、血圧を管理している人々も多く含まれているのではないかと思います。ここで血圧管理の近年の変遷について考えてみたいと思います。
高血圧の診断基準は1999年までは1978年の世界保健機関(WHO)の基準が日本でも一般的に用いられてきました。

それによると

  収縮期血圧(mmHg) 拡張期血圧(mmHg)
正常血圧 140以下 90以下(両方をみたす)
境界域高血症 141〜159 91〜94 *
高血圧 160以上 95以上 *
*(いずれか一方をみたす、または両方)

従ってこれまでは収縮期160以上、または拡張期95以上が高血圧の診断基準とされ、治療目標にも使われてきました。
ところが、1999年2月世界保健機関(WHO)と国際高血圧学会(ISH)により、新しい高血圧の定義が発表されました。

新しい基準の概要は次の通りです。

  収縮期血圧(mmHg) 拡張期血圧(mmHg)
至適血圧 120未満 80未満
正常血圧 130未満 85未満
正常高値血圧 130-139 85-89*
高血圧 130-139 85-89*
グレード1 高血圧(軽症) 140-159 90-99
グレード2 高血圧(中等症) 160-179 100-109
グレード 3高血圧(重症) 180以上 110以上
*(いずれか一方をみたす、または両方)

収縮期血圧と拡張期血圧が異なる分類に該当する場合、より高い方の分類を採用する事になっています。

高血圧と診断される基準値が以前より低く設定され、当然治療目標の血圧値も低く設定されることになります。ということは降圧剤の使用が増えるということです。一説ではこの基準改訂によって4,000万人以上の人が高血圧のお仲間入りをしたといわれています。

そして何故か正常血圧値は上130〜下80という説が蔓延しています。ここで1999年の新基準の130代のところをみると正常高値血圧130〜139/85〜89とあります。正常高値血圧とは「正常だがやや高めの血圧」という意味でしょう。しかし実際は130を超えると降圧剤を処方するケースがままあるように思われます。
人体に無駄や無意味はありません。血圧がやや高めということにはそれなりの理由がある筈です。例えば原因が生活習慣、食事、運動、ストレス、etcであれば少なくともその努力をするのが先決です。「正常高値血圧」というのはそのための警告ゾーンと考えればいいのではないでしょうか。この段階での投薬はむしろ金儲けのための犯罪行為だと思います。また患者さん自身がしっかりとセルフ・メディケーションしなければならないところです。

現在多くの人々が、この上130〜下80台のラインを降圧剤の使用で維持している人々がいます。入浴中の突然死の中にこれら正常血圧値内の人々はいなかったのでしょうか。いるのです。いると思われます。

ここで西洋医学・バイオメディスンの側から提示される様々な数値目標の性質についてもう一度考えてみましょう。
前回指摘した1日7,000歩のような数値目標は極めて一般的・平均的なもので、個々の人々の健康状態、年齢、生活習慣など無視した一律のものです。一見数値を示して科学的に見えますが、金さん銀さんや108才の天寿を全うした天海大僧正の例などを挙げるまでもなく、事実と一致しません。例えばウォーキング歩数を考えてもその時の体調、気候、時刻など状況に応じて歩数を自主的に手加減する、時にはいさぎよく休むなどの判断をし行動する力こそがセルフ・メディケーションの基本です。

血圧に関しても同様のことがいえます。一定時刻に日に何回か測定することによってその人の当面の常態としての血圧は決定できると思います。しかし盲点はここにあります。測定する時の身心の状態と血圧は烈しい相関関係にあります。急に気温が上下変動したり、急に意外な事態に遭遇しても、ストレスが極限に達するような時にも血圧の急激な上昇変化は起こります。そして血管がパンクしたり、つまったりすることになるわけです。
入浴関連死はおおむねこれに当ると思われます。
測定値が低くても事故は起こるのです。特に血管の根本的改善を伴わない降圧剤による「正常値」は危いと思われます。「9割の病気は自分で治せる」(中経出版,2009)の著者で医師の岡本裕氏も「血圧が低くても脳出血は起こる」と同じ趣旨の指摘をしています。

私個人の話をしましょう。血圧の上昇に関しては思い出があります。ある秋、風邪でひどいのどの炎症を起こした時のことです。抗生剤を貰おうと思い地域の診察所に行きました。結局まじめな若い女医さんがいて抗生剤はむやみに服用しない方がいいですよ、とごく当然のことを云われ、普通の鎮咳・去痰剤etcを処方してくれました。こじれ気味だったので実は抗生剤が欲しかったのですが、処方された薬は結局ほとんど服用せず未だに薬箱の中に眠っています。

さて血圧の話でした。この時の女医さんのことです。
大体この地域の診療所は主な医師は一人で週日によって非常勤の各科の先生が担当することになっているようで、専任の医師は数年位の在任で転勤されるようです。しかも大体が男医さんです。

しかしその時名前を呼ばれて診察室のドアを開けると医師の席にいたのは、まだ若い一見女学生にも見えるような若い女医さんでした。診察の際、血圧の測定もありました。当時この診療所で年一回インフルエンザの予防接種をしていたのですが、その時、問診票がくばられ血圧測定もされていました。大体近年は140前後だったと思います。が驚くべし!この時は160を超えていたのです。

別に目にも鮮かな美女だったとか、モンローばりのグラマー女性だった訳ではありません。ごく地味なやせぎみの眼鏡をかけた実直な女子学生風の小柄な先生だったのです。
「え!」と思った程度でした。それでも従来より20前後も血圧は上昇したのです。

入浴関連死も同じではないでしょうか。この場合は女医さんではなく、気温の急激な変化だと思われます。温かい部屋から急に冷えた脱衣場で脱ぎ、冷えた浴室で湯につかる。また、これに近いのがトイレでしょう。せまい都会のマンションでは考えられませんが、田舎の古い戸建ての住宅などでは寒い廊下を通って寒いトイレなどということもあるでしょう。そこで倒れるわけです。

ちなみに私自身は冬場は脱衣スペース、浴室共にストーブを置き、入浴の際には20℃前後まで暖めてから入浴します。
燃料費はかかりますが、冬場は燃料費を惜しまないというのが、モットーです。何しろ独居老人ですから、めったに倒れるわけにはいかないのです。寝たきり生活の不経済を考えたら燃料代のことをいってはいられないからです。

もう1つ有名な例をあげましょう。現在長野県は男性長寿日本一といわれています。これには話があって、以前信州の男性たちは冬場、酒を飲んで歓談した後、急に寒い戸外に出て突然倒れるようなことが多かったが、これに気がついて外出の際は一枚重ね着をしたり、首筋にマフラーを巻くなどして急激な血圧の変化を防ぐようになり、その結果突然死が減少したことも一因だといわれています。これに対してかつて長寿第一位を誇った沖縄男性は生活習慣、特に食事のアメリカナイズによって順位が下がったといわれています。

なお降圧剤について一言しますと、知人の母親が長年降圧剤を服用し続けたが、ある時から服用しても200を下らなくなりました。どうにかならないかということで、あるごく普通の民間療法を推めました。すると3ヶ月後に見事に正常値に下がったとのことでした。民間療法はばかになりません。しかも美容室で髪の質が良くなり、増えてきましたねといわれたとのことです。

一般にバイオメディスンの示す基準値は統計学をベースにしており、平均値的で一律であり、静態的(static)だと思います。個人差や動態を無視しています。
女医高血圧ではありませんが、以前から白衣高血圧症も指摘されています。病院で医師にかかわるだけで血圧が上がるという訳です。
したがって血圧の数値だけでなく、むしろ一番大切なことは入浴時、トイレなどの際の急激な温度変化をできるだけ避けることが大切だと思います。

以前永六輔氏と小沢昭一氏が「しびん健康法」について対談していましたが、冬場は無理にトイレに行かずしびんを使用しているという話だったと思います。
フランスなどではしびんを普通に使用しているとも聞きました。しびんは病人だけのものではなく、高齢者の冬場の救済者かも知れません。もちろん全室暖房が理想ですが、それが無理なら夜間トイレに通う際、一枚ハンテンを引っかけたり、特に首にマフラーを巻き、靴下を常にはいているなど対応の仕方は色々あると思います。

いずれにせよ健康に関する数値は絶対的なものではなく、目安ぐらいに考えておくべきだと思います。血圧を始め人体の様々の機能やそれにかかわる数値は状況に応じて変動します。それが実は生体の自衛の反応なのですが、かえって生命を奪うこともあるわけで、ここにセルフ・メディケーションの余地があるというものです。

細心の注意と努力をするとしても、健康の指標となる数値に関しては一喜一憂せず、ナンバー・ホリックになることを避けましょう。細事にこだわらず、食べ過ぎたら食べない、飲み過ぎたら飲まない、睡眠不足を続けない。ストレスをためない等、日常の生活習慣の原則を守っていれば、あとはケセラセラ位の大きな気持ちで生き生きと現在を生きることが肝要と思います。

最後に実はもっと早く引用すべきでしたが、実は驚くべき記述があるのです。先述のWHO現準値について解説したあるクリニックのドクター向けのパンフです。製薬会社作製のパンフです。そこには次のような記述があります。加齢と血圧の問題です。


「但しこの基準は主に成人の場合の基準で、老人の場合にはそれほど厳しい基準は設定されていません。
老年者高血圧の治療ガイドライン1999改訂版では「老年者では個人差が大きいので暦年齢はあくまで参考程度にとどめる」となっています。
高齢者の治療開始値と降圧目標は下記の基準となっていますが、高齢者の場合、血圧が高めの方が生命予後がよい場合もあることから厳密な降圧は行わず、個々の症例・合併症なども考慮してきめ細かい設定が必要だと思います。

治療開始値 160/90mmHg以上
*70歳以上では収縮期血圧 年齢プラス100mmHg

降圧目標値
*70歳代 150〜160/90mmHg未満
*80歳代 160〜170/90mmHg未満
*80歳代後半の超高齢者については、高血圧が循環系に直接悪影響を及ぼす場合を除いては、生活改善にとどめるべき。」


この辺のことが一切一般には伝えられていないことが問題だと思います。
130〜80の「正常高値血圧」だけが一人歩きしているのです。

蛇足ですが、日頃座右の銘としている、家康、秀忠、家光と徳川三代に仕えて108才の天寿を全うしたといわれる慈眼大師、天海大僧正の歌があります。

気は永く、つとめは固く、色うすく、食細うして、心広かれ

こういう生活ができれば高血圧や高脂血症に悩むこともたぶんなくなるのではないでしょうか。長寿の根本原理だと思います。

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